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トヨタが共同で開発するのは、中国最大手の電気自動車メーカー「BYD」です。

発表によりますと、両社は共同でセダンとSUV=多目的スポーツ車2車種の電気自動車を開発し、2020年代前半にトヨタブランドの車として中国市場への投入を目指すとしています。

またBYDは、電池の開発も行っていることから電気自動車やプラグインハイブリッド車など電動車向けの電池についても共同で開発を進めるということです。

世界最大の自動車市場中国では、政府が環境対策や新たな産業を育成するため電気自動車などの普及を後押ししていて、トヨタも来年から電気自動車を本格的に販売する計画です。

トヨタは、中国の大手電池メーカー「CATL」と電動車向けの電池を共同で開発することも明らかにしていて、現地企業との提携を通じて中国での販売を拡大させる方針です。

奈良時代に都があった奈良市の「平城京跡」で、当時の権力者、長屋王のものと同じ規模を持つ広大な宅地の跡が見つかりました。専門家は「歴史書に出てくる有名な人物が住んでいた可能性がある」とみています。

宅地の跡が見つかったのは、都の中心だった「平城宮跡」に近い奈良市立一条高校の敷地内で、奈良市教育委員会がことし5月から発掘調査していました。

その結果、宅地を区画する道があると推定していた場所に建物の跡が見つかりました。

教育委員会がこれまでの調査なども含めて分析を進めたところ、今回見つかった建物の跡を含む宅地の跡は、当時の宅地の区画である「町」4つ分に当たるおよそ6ヘクタールに及んでいたことが分かりました。

奈良時代、宅地の広さは位で決められ、4町を与えられる人物は大臣などで、左大臣として権力を握った長屋王の宅地も町4つ分の広さでした。

平城京跡の発掘調査で町4つ分の広さの宅地跡が見つかったのは3例目で、平城京の歴史に詳しい奈良女子大学の舘野和己名誉教授は「続日本紀などの歴史書に出てくる有名な人物が住んでいた可能性がある」と話しています。

京都市によりますと、門川市長は18日夜、京都市上京区で行われた参議院選挙の候補者の集会で応援演説を行いました。

この中で門川市長は「大変な火事が起こっている。火事は3分、10分が大事。選挙は最後の1日、2日で逆転できる」と述べ、火災の消火活動と選挙運動を関連付ける発言をしたということです。

この発言について門川市長は19日、コメントを発表し「事件について多くの方が不安や悲痛な思いを抱かれているなか、不適切であり心からおわび申し上げます」と陳謝しました。

また、コメントでは「亡くなられた方に哀悼の意を表するとともに、負傷された方の1日も早い回復をお祈りします。警察と連携して原因の徹底究明と再発防止に全力を尽くします」としています。

事件当日の18日、男は赤い服を着ていましたが、17日の午後1時ごろと18日の午前8時ごろ、現場から南西に500メートルほど離れた公園で近くに住む中学2年の女子生徒が、赤い服を着た男がベンチで横になっている姿を見たということです。

また、近くに住む女性によりますと、女性の子ども17日の午後4時半から6時ごろにかけて、この公園で放火した男と服装や体型がよく似た男がベンチで寝ているのを目撃したということです。

この男の近くには、荷物がたくさん載せられた台車があったということです。
さらに、公園の近くに住む別の30代の女性も、事件当日の18日午前6時半ごろベンチで寝ている不審な男を目撃したということです。

そして、事件直前の18日午前10時ごろ。その公園から北におよそ100メートルほどのガソリンスタンドを赤いTシャツのようなものを着た男が訪れ、40リットルのガソリンを購入しました。

店員に対し「発電機に使う」と説明し、2つの携行缶に入れたガソリンを手押し式の台車に載せて徒歩で運んだということです。

それから、およそ30分後の午前10時半すぎ。ガソリンスタンドから東におよそ500メートル離れた、「京都アニメーション」のスタジオで、1階の玄関に入ってきた男が、いきなりガソリンとみられる液体をまいて火をつけ、爆発的な火災が発生。

男はその場から逃走しましたが、南に100メートルほど離れた路上で身柄を確保されました。

警察によりますと、事件のあと、スタジオの近くの路上では、ガソリンを入れる携行缶や台車、それに複数の包丁やハンマーなどが見つかったということです。

事件から30分ほどあとに撮影された写真には、細い路地の脇に赤い容器が2つ置かれ、捜査員らが調べている様子が写っています。

また、その付近から血が付いたとみられる足跡が、およそ50メートルにわたって残されているのも確認できます。
さらに、19日午前には、事件の前日や当日の朝に赤い服を着た男が目撃された公園で、ガソリンの携行缶が入っていたとみられる段ボールの箱2つが見つかりました。

段ボールの箱には「ガソリン携行缶20リットル」と書かれ、赤い携行缶の写真が載っているほか、近くには、着火剤や多目的ライターの箱なども置かれていました。

放火した男が現場近くに残したとみられる携行缶とよく似ていることから、警察は、携行缶などが入っていた箱を、この公園で捨てて犯行に及んだ可能性があるとみて段ボールなどを押収し、関連について調べています。