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ロシア北西部アルハンゲリスク州にある軍の施設で8日に起きた爆発について、ロシア国防省は当初「推進装置の試験中に爆発が起きた」と発表していましたが、その2日後の10日、国営の原子力企業「ロスアトム」は放射性同位体を使った動力源に関わる作業の最中に起きた」と発表し、放射性物質を使った実験に伴う爆発で5人が死亡したことを明らかにしました。

この爆発について核問題に詳しいアメリカの専門家ジェフリー・ルイス氏は、当時、周辺の海域に核燃料の運搬船がいたことが衛星写真の分析の結果分かったとしたうえで、原子力を動力源とする最新の巡航ミサイル「ブレベストニク」の実験で爆発が起きた可能性があると、10日、ツイッターで指摘しました。

爆発があった軍の施設に近いセベロドビンスクでは、爆発のあと一時放射線量が上昇したほか、施設周辺の一部の海域は1か月間船舶の航行が禁止とされましたが、ロシア政府は具体的な内容について明らかにしていません。

ロシアのプーチン大統領は去年3月には原子力を動力源とする最新の巡航ミサイルについてみずから説明を行うなど、最新兵器の開発に力を入れる姿勢を鮮明にしています。

プーチン大統領は去年3月に行った年次教書演説の中で、最新のミサイルや無人原子力潜水艦など次世代の兵器を紹介しました。

このうち原子力を動力源とする巡航ミサイルは、核弾頭を搭載できるほか射程距離が極めて長いのが特徴で、ミサイルの射程はアメリカ軍の巡航ミサイル「トマホーク」の数十倍に及ぶとしています。

さらに低空で飛行するためレーダーで捉えるのが難しく、「どのようなミサイル防衛システムをもってしても撃ち落とすことは不可能だ」と誇示し、関係が悪化するアメリカをけん制しました。

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