パキスタン首相 ナチスになぞらえインド非難 カシミール問題で #nhk_news https://t.co/3aufTX01Ko
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年8月11日
インド政府は今月6日、実効支配するカシミール地方のジャム・カシミール州について「パキスタンに利用され治安が悪化した」などとして、これまで認めてきた自治権を撤廃しました。
これを受けてカシミール地方の領有権を争うパキスタンのカーン首相は11日、ツイッターに、インドによる住民への弾圧や虐殺の危機が迫っていると指摘したうえで、「ヒトラーが行ったような行為を国際社会は見過ごすだろうか」と投稿し、ナチスドイツになぞらえてインド側を強く非難しました。
そのうえで、緊張の緩和に向け、今後国際社会が仲介役として積極的な役割を果たすことに期待を示しました。
インドはヒンドゥー教徒が中心ですが、ジャム・カシミール州は唯一イスラム教徒が住民の大半を占めていて、インドの憲法で議会に強い権限が認められるなど70年にわたって特別な自治権が保障されてきました。
国際社会の仲介を期待するパキスタン政府は、インドに駐在する大使の召還や当面の貿易の停止などの対抗措置とともに、国連や中国など関係国への働きかけを強めています。