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 ロシア製バイク「ウラル」のサイドカーに、ロシアが一方的に創設した「クリミア共和国」トップのアクショーノフ首長を乗せたプーチン氏は、ロシア国旗をはためかせ、港湾都市セバストポリで開催されたバイクショーに登場した。

 これまでもプーチン氏は戦闘機や潜水艇に乗り込んだり、人工飼育された希少種のツルを野生に返す訓練に参加し、ハンググライダーでツルの飛行を先導したりするなど数々のパフォーマンスを見せてきた。

ロシアのプーチン大統領は10日、5年前に併合したクリミアを訪れ、ロシアの大型バイクの愛好家たちのグループが開くイベントに参加しました。

黒色の革のジャンパーに身を包んだプーチン大統領は、ロシアの国旗が掲げられた自国製のサイドカー付きのバイクに乗って、大型バイクの愛好家たちとともに南部の港町セバストポリ周辺を疾走しました。

プーチン大統領はクリミアを併合して以降、ロシア本土とクリミアを結ぶ大型の橋を完成させたり、火力発電所を建設したりしてインフラ整備に力を入れ、クリミアがロシア領になったと主張するための既成事実化を進めています。

これに対して、ことし5月に就任したウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアと対話する姿勢は示しながらも、クリミアの返還を求めると強調しています。

一方、ロシアでは10日、プーチン政権に抗議する集会が開かれ、5万人とも言われる人たちが参加するなど大統領の支持率が低迷していて、プーチン大統領としては、ロシア国民に熱狂的に支持されたクリミア併合の業績とともにロシアの実効支配を内外に誇示するねらいもあったとみられます。

ロシアのモスクワでは、来月行われる市議会議員選挙をめぐって、プーチン政権を批判する野党勢力の60人近くが選挙管理委員会に立候補を拒否されたと反発し、先月から毎週末、抗議活動を続けています。

10日、モスクワ中心部の大通りで開かれた集会には、市民団体の推計で、これまでで最も多い5万人近い人々が集まり、プーチン政権が野党勢力を不当に排除しているとして、立候補を認めるよう訴えました。

また、これまでの抗議活動で、野党勢力の指導者や幹部が多数、拘束されていることから、参加者たちは政権側が野党側の勢いをそごうとしていると非難して釈放を求めました。

集会に参加した男性は「公正な選挙を訴えるために来ました」と話し、女性は「私たちが望むのは、選挙での自由な選択です。拘束されている人たちは釈放されるべきです」と話していました。

野党勢力は立候補が認められるまで抗議活動を続けるとしているのに対し、政権側はこれを徹底して封じ込める構えで、双方の対立が激しさを増すことも予想されます。

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