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G7サミットは、今週末の24日からフランス南西部のビアリッツで開幕します。

議長を務めるフランスのマクロン大統領は21日、パリで記者団に対し、今回のサミットでは、例年発表されている首脳宣言を取りまとめない考えを示しました。

その理由としてマクロン大統領はG7内には現実的に対立がある」としたうえで、イラン情勢や地球温暖化対策をめぐって、アメリカのトランプ大統領と各国の間で意見の隔たりが大きいことを挙げました。

アメリカと各国の対立が表面化した去年のサミットでは、首脳宣言の発表後にトランプ大統領が議長国カナダのトルドー首相の発言に反発して宣言の受け入れを拒否しました。

マクロン大統領は、この宣言は首脳レベルでぎりぎりの調整の末、ようやくまとまったものだったと振り返り、トランプ大統領の登場以降、G7で宣言をまとめるのは一層困難になっているとの考えを示唆しました。

そのうえで、今回は問題意識を共有する国だけで実効性のある取り決めを行ったり、アフリカの女性の起業支援など合意できる分野だけで成果文書を出したりすることになるという認識を示しました。