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アメリカとイランの緊張が高まる中、安倍総理大臣は、28日午後、横浜市で、イランのザリーフ外相と会談しました。

冒頭、安倍総理大臣は、ことし6月のイラン訪問に触れたうえで、「最高指導者のハメネイ師は核兵器を作らず保有せずという明確な話をされた。ハメネイ師らの意思を踏まえ、情勢の安定化に向け、日本としても粘り強く外交努力を続けていきたい」と述べました。

これに対し、ザリーフ外相は「日本政府による中東の緊張緩和に向けた役割を歓迎している。われわれは決して緊張の高まりを望んでいない。国際法に基づき、あらゆる国がみずからの当然の権利を享受すべきだ」と応じました。

また、安倍総理大臣は、イランが、来月上旬にもウラン濃縮活動を強化する構えを見せていることに懸念を示したうえで、核合意で制限されているウラン濃縮レベルを順守するよう改めて求めました。

そして、会談では、引き続き、両国で緊密に意思疎通を図っていくとともに、来月下旬にニューヨークで開かれる国連総会に合わせて、安倍総理大臣とロウハニ大統領の首脳会談の実現に向けた調整を進めることで一致しました。

イランのザリーフ外相は安倍総理大臣との会談のあとNHKの取材に応えアメリカがイランに対して経済戦争をしかけるなかで地域の安全を保つことは大変なことだ。アメリカがテロや経済戦争をやめれば、おのずと地域は安定する」と述べ、現在の緊張状態の責任はアメリカ側にあると重ねて強調し、会場をあとにしました。

日本を訪問しているイランのザリーフ外相は、安倍総理大臣との会談を終えたあと、ツイッターに日本語の文章を投稿しました。

この中で、安倍総理大臣と河野外務大臣と会談したことに触れたうえで、「すばらしい二国間関係の一層の強化、ペルシャ湾の緊張緩和、そして核合意がイラン国民にもたらす利益確保について、建設的な協議を行った」としています。

ザリーフ外相は、日本に先立って訪問した中国でも中国語のツイートを投稿しています。

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