イランのタンカー拿捕 イギリス側が条件付き解放方針 #nhk_news https://t.co/QDN78EVoUG
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年7月13日
今月4日、ヨーロッパ、イベリア半島のイギリス領ジブラルタルの当局が沖合を航行中のイランのタンカーを拿捕(だほ)しました。イギリス側は拿捕の理由についてEU=ヨーロッパ連合の制裁措置で取り引きを禁じているシリアに原油を運ぼうとしたためだとしたのに対し、イラン側はシリアは目的地ではないとして即時解放を求め、両国間の対立が深まっています。
これを受け、イギリスのハント外相とイランのザリーフ外相は13日、電話で会談しました。
会談のあとハント外相は記者団に対し、会談は建設的だったとしたうえで、「目的地がシリアではなかったという保証が得られれば、問題は解決できる」と述べ、目的地がシリア以外だったと確認できれば、タンカーを解放する方針を明らかにしました。
イラン外務省によりますと、これに対しザリーフ外相はタンカーの目的地に法律上の問題はないとして、改めて即時解放を求めたということです。この問題を巡ってはイギリスが11日、ペルシャ湾のホルムズ海峡で自国のタンカーに対するイランの船舶による妨害行為があったと発表し、偶発的な衝突への懸念も出ていて、今後、両国間の緊張が緩和に向かうのか注目されます。