イタリア 新興政党と中道左派の新政権発足 安定運営が課題 #nhk_news https://t.co/o280zVafKe
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年9月5日
イタリアでは去年6月に、議会第1党で新興政党の「5つ星運動」と右派政党の「同盟」による連立政権が発足しましたが、政権内での対立が繰り返され、「同盟」がコンテ首相の不信任案を提出したことをきっかけに連立政権は崩壊しました。
その後、「5つ星運動」は中道左派の「民主党」と協議を重ね、新たな連立を組むことで合意し、5日、ローマの大統領府で閣僚の任命式が行われました。
新政権ではコンテ首相が続投し、外相は「5つ星運動」のディマイオ党首が務めています。
重要閣僚ポストの一つ、経済・財務相には、EU=ヨーロッパ連合の議会で長年議員を務めている「民主党」の政治家が就任し、イタリアとEUとの関係が改善するとの期待の声も出ています。
ただ、これまで既成政党の批判で支持を得てきた「5つ星運動」と、かつて政権与党だった「民主党」は激しく対立してきただけに、連立を維持できるか疑問視する見方もあるほか、厳しい移民政策を掲げて国民の人気を集めてきた「同盟」のサルビーニ党首が、早期の総選挙の実現を目指し新政権への対決姿勢を打ち出していて、安定した政権運営をできるかが課題となります。