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【畑さん】そうですね。自分が思い描いたことを形にしてきた経験を持っている人は重宝されます。特に経営層は、会社を変革できるような人材を求めています。要はリーダーシップで、物事を推し進められる人の評価が高い。30代前半くらいまでであれば上から言われたことを着実にこなし、気付いたことを意見するだけで良かったかもしれませんが、40代になるとそれだけでは通用しません。

【下田さん】私はクライアントから「コミュニケーション能力に長けている人がいい」と言われます。「コミュニケーション能力」って転職活動でよく言われるキーワードだと思うのですが、40代以上の方に求めるコミュニケーション能力というのは、ただ単に話しがうまいとか、会話がスムーズにできるとかではないんですよね。企業側は転職者の方に組織をまとめる力や社員の意識改革を期待しています。

だから、自分で壁を作らずにいろいろな部門の人と交流して意思疎通を図れるかということや、仕事の幅を広げたり、周囲の人との関係性を構築したりすることも大事な仕事だという自覚を持っているかなどを、面接で見ていると思います。

【下田さん】部門横断型、組織横断型の行動ができる人でしょうか。軽いフットワークで部門を越えて動ける人がいると職場の雰囲気が良くなるんです。特にチームのトップに立つような人には柔軟な姿勢が求められるので、そういう人を推薦すると「彼女が来てくれて本当によかった」とクライアントから喜ばれます。

【畑さん】自責の意識で自ら周りを巻き込んで、理想とする環境を作り上げることのできる人はおおむね高い評価を得ています。あとは、覚悟を持って転職できる人。前職にいくら実績があっても過去は過去なんです。サクッと切り替えて過去にとらわれずに、新しい会社や環境に溶け込める人は、たとえ最初は失敗をしても結果に結びつけるのが早いです。