ベネズエラ 反政府側の国会議長が大統領との交渉断念 #nhk_news https://t.co/4vZVT2HhYG
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年9月16日
ベネズエラでは、ロシアや中国の支援を受けて独裁を続けるマドゥーロ大統領と、アメリカの支援を受けて、暫定大統領への就任を宣言した反政府側のリーダーのグアイド国会議長が対立し国際社会を巻き込んで混乱が広がっています。
こうした事態を打開するため、ノルウェー政府の仲介でことし7月からカリブ海のバルバドスで、マドゥーロ政権側とグアイド国会議長側との間で断続的に協議が行われていました。
交渉では一時、大統領選挙の再選挙の実施などでマドゥーロ政権側が反政府側に歩み寄る姿勢を見せたという報道もありました。
しかし先月5日、アメリカのトランプ大統領がマドゥーロ政権に対して、アメリカ国内にある政府所有のすべての資産を凍結することなどを盛り混んだ全面経済制裁を実施すると発表して以降、マドゥーロ政権側が態度を硬化させ交渉は事実上停止していました。
こうした中、グアイド国会議長は15日、ツイッターに「交渉が終わったと確認した」とコメントし、混乱の打開に向けた交渉を断念した事を明らかにしました。
ベネズエラを巡っては、周辺国に400万人以上の難民が流出するなど混乱に歯止めがかからない状況が続いています。