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東西に分断されていたドイツが29年前に統一を果たした記念日にあたる3日、メルケル首相は、北部のキールで開かれた記念式典に出席しました。

この中で、メルケル首相は東側に暮らす国民の過半数がいまだに「2級市民」という意識をぬぐえていないとしたうえで「東西の人々はいまだに1つになれていない」と述べて東西の融和をさらに図る必要があると訴えました。

そのうえで、「たとえ政治に落胆したとしても人種や宗教を理由にした他人への脅しや批判は正当化されない」として、日々の不満を難民や移民に向けないよう呼びかけ、東部を中心に支持を広げる右派政党「ドイツのための選択肢」を暗に批判しました。

一方、首都ベルリンでは、難民の受け入れやイスラム教を批判する極右勢力およそ1000人がデモ行進を行い、メルケル首相の退陣を求めました。

参加した男性は「難民政策によって社会の分断が進みドイツの統一が危険にさらされている。その原因はメルケル首相だ」と話していました。

ドイツは11月9日、統一につながったベルリンの壁の崩壊から30年の節目を迎えます。

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