千曲川の決壊 川幅が狭まる地形的要因も影響か 専門家指摘 #nhk_news https://t.co/gNkXQfgzVn
— NHKニュース (@nhk_news) October 13, 2019
国土交通省北陸地方整備局によりますと、千曲川は、長野市の穂保地区で、およそ70メートルにわたって堤防が決壊しました。二瓶教授が映像を分析したところ、決壊した場所の周辺では、住宅の1階部分がほぼ水没しているところがあることから、浸水の深さはおよそ3メートルほどだったと分析しています。
また、堤防が決壊した場所の周辺では、川幅は1キロ近くありますが、下流に行くにしたがって急激に狭くなり、5キロほど下流の川幅はおよそ200メートルの狭さになっているということです。
二瓶教授によりますと、こうした川幅の狭い場所では水が流れにくくなり、上流部分では、せき止められるように水がたまって水位が上がりやすくなるということです。
このため、穂保地区の周辺でも、水位の高い状態が長時間続き、川からあふれた水が堤防をけずるなどして、決壊につながった可能性があると指摘しています。
二瓶教授は「昨年の西日本豪雨に続き、広い範囲で同時多発的に川の氾濫が発生した。雨の降り方が大きく変わり、ハードだけで洪水を防ぐのは難しい時代に入っていて、周辺の住民の避難への備えを高めていくことが重要だ」と指摘しています。
国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所によりますと、長野県内を流れる「千曲川」では長野市の穂保地区でおよそ70メートルにわたって堤防が決壊しました。
決壊が確認された現場から下流におよそ6キロ離れた、中野市立ヶ花にある水位観測所のデータでは、12日の朝から水位が徐々に上がりはじめました。
水位の変化は、▽12日午後1時ごろまでは1時間に10センチ程度でしたが、▽午後2時以降、午後7時までの間は、1時間に50センチ前後、上昇しました。
さらに、▽午後8時までの1時間にはおよそ90センチ、▽午後9時までの1時間と午後10時までの1時間にはおよそ1メートルずつ上昇し、▽午後11時までの1時間にはおよそ1メートル70センチと急激に水位が上がりました。
その結果、13日午前0時には、10メートル14センチを観測し、氾濫が起きる危険性が非常に高い「氾濫危険水位」の9メートル60センチを超えました。
そのおよそ1時間後の午前0時55分ごろ、川の水があふれ、堤防を削り始めるなど、氾濫が発生したことを監視カメラで確認したということです。
その後も、水位はさらに上昇を続け、午前4時ごろに最高となる12メートル44センチに達しました。12日正午の時点では、水位は40センチだったため、16時間でおよそ12メートル上昇したことになります。
千曲川河川事務所は、堤防が決壊した正確な時間は分からないとしていますが、監視カメラの映像が途切れた午前2時ごろから、職員が現場にかけつけた午前5時半ごろまでの間に堤防が決壊したと考えられるとしています。
【台風第19号】空中写真(垂直写真(速報))千曲川地区、多摩川地区、都幾川(10/13撮影)を#地理院地図 に公開しました(10月13日)https://t.co/tjdad4NJRN pic.twitter.com/ZoNFXwfq9o
— 国土地理院 (@GSI_chiriin) 2019年10月13日
千曲川の氾濫 深さ最大で4メートル余か 国土地理院が推定 #nhk_news https://t.co/hsdmQB2RJi
— NHKニュース (@nhk_news) October 13, 2019
国土地理院は13日、上空から撮影した写真と、標高のデータを重ね合わせて、氾濫した千曲川と阿武隈川の浸水した範囲や深さを推定しました。
長野市で千曲川の堤防が決壊した場所の周辺では、浸水が南北5キロほどの範囲にわたっているとみられるということです。
このうち川沿いの住宅地の穂保地区では広い範囲で深さ2メートルから3メートルまで浸水したほか、北陸新幹線の車両が水につかった「長野新幹線車両センター」がある赤沼地区などでは深さが、最大でおよそ4.3メートルに達したとみられるということです。
一方、阿武隈川が氾濫した福島県郡山市では、阿武隈川と、支流の逢瀬川と合流する地点の西側の住宅地が浸水し、幅は東西1.5キロほどにわたり、深さは最大でおよそ3メートルに達しているとみられるということです。
台風19号は「特殊な雨台風」 地形条件も重なり大被害https://t.co/DzVOr5jdOj
— 朝日新聞デジタル@金のデジモ (@asahi_gdigimo) 2019年10月13日
東日本の広い範囲に記録的な大雨を降らせた台風19号。河川の氾濫が相次ぎ、大規模な浸水などの被害が各地で多発したのは、台風の規模に地形条件が重なったためとみられる。 pic.twitter.com/VuRQtVWLNL
今回の台風19号は、東日本の広範囲で記録的な大雨をもたらしました。日本の南海上や周辺の海面水温が高かったため、「急速に発達し、あまり衰えなかった」ことが要因として挙げられます。地形の影響も大きかったようです。https://t.co/I1hF4vsxWA
— 毎日新聞 (@mainichi) 2019年10月13日
【洪水防ぐ】「地下神殿」が4年ぶりフル活動 担当者「ひやひやした」https://t.co/DqjKDvWOsT
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年10月14日
首都圏外郭放水路は地下を流れる世界最大級の放水路。今回の台風では、全施設を活動させて1千万tを排出したという。 pic.twitter.com/FvfVEAaGSn
【水害にあったときに】
— 日テレ【気象・防災】そらジロー (@ntvsorajiro) 2019年10月14日
「震災がつなぐ全国ネットワーク」が、水害にあった被災者の生活再建を手助けるため、過去の水害被災地での支援経験をもとにパンフレットを作成しています。
以下のURLからダウンロードできます。
参考になさってください。https://t.co/S50zIavTn4… pic.twitter.com/X8XH4qUij5
【水害の片づけ】
— 日テレ【気象・防災】そらジロー (@ntvsorajiro) 2019年10月14日
これから水害の後片付けをする際。気を付けとほしいことは・・
◆マスクをして、ゴム手袋で作業する
◆消毒をしっかりする
◆ゴミ出しルールはいつもと違うので、市区町村に確認
◆水没した車や農機具はエンジンはかけない#台風19号 #水害 #後片付け pic.twitter.com/wLQCUTG8HG