https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

韓国のムン・ジェイン文在寅)大統領の側近、チョ・グク前法相をめぐっては、家族ぐるみの不正な投資や子どもの大学への不正入学などさまざまな疑惑が出ていて、チョ氏は今月14日、法相就任から1か月余りで辞任に追い込まれました。

検察はその後も疑惑の解明に向けた捜査を続けていて、21日、チョ氏の妻の逮捕状を裁判所に請求しました。

チョ氏の妻は一連の疑惑に深く関わっていたとされ、業務上横領や偽造した公文書の行使など、10の疑いが持たれています。

ただ、チョ氏の妻は体調の不良を訴えていることもあり、裁判所が今後、逮捕を認めるかどうか判断することになります。

チョ氏の妻はこの逮捕状の請求とは別に娘の大学院受験に有利になるよう、みずからが教授を務める大学で表彰状を偽造したとして、先月私文書偽造の罪で在宅起訴され、今月18日に初公判が行われています。

側近のチョ前法相に関わる一連の疑惑の影響で、ムン大統領の支持率は最低の水準に落ち込んでいて、捜査の進展次第ではさらなる打撃になることも予想されます。

日韓関係が悪化するなか、韓国のイ・ナギョン(李洛淵)首相は、天皇陛下が即位を内外に宣言される「即位礼正殿の儀」に参列するために日本を訪れ、24日には安倍総理大臣との会談が調整されています。

イ首相は、この会談でムン・ジェイン文在寅)大統領のメッセージを伝えるとみられていて、韓国メディアは会談の内容次第で、来月、日韓首脳会談が開催される可能性もあると伝えています。

こうした中、カン・ギョンファ外相は21日、国会で答弁し「日本の前向きな態度と成果が保証されなければならない。成果を出すにはまだまだ遠い」と述べました。

日韓両国は太平洋戦争中の「徴用」や日本の輸出管理の強化などをめぐる問題で立場の違いが依然として大きく、カン外相は現状では日韓首脳会談の開催は難しいとの見方を示した形です。

両国をめぐっては来月23日、韓国側が破棄を決めた日本との軍事情報包括保護協定=「GSOMIA」が効力を失うことになりますが、事態の打開は見通せていない状況です。

中国の北京で21日、安全保障に関する国際会議が開かれ、北朝鮮からは、大将に次ぐ「上将」の階級を持つ、人民武力省のキム・ヒョンニョン次官が出席しました。

キム次官は演説のなかでアメリカとの関係がなかなか前進しないのは、アメリカが、いまだに時代錯誤的な敵視政策にこだわっているからだ」と述べ、北朝鮮に対する制裁を維持し、韓国との合同軍事演習を続けるアメリカを批判しました。

そのうえで「緊張が激化し、対決があおられるなかで、建設的な対話や本当の平和はありえない」と述べました。

北朝鮮アメリカは今月5日、スウェーデンで非核化をめぐる実務者の協議を開催し、アメリカは、2週間後の再協議を目指すとしていましたが、北朝鮮は、それには応じられないという考えを改めて示した形です。

d1021.hatenadiary.jp