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これは日本製鉄が中間決算の記者会見で明らかにしました。それによりますと日本製鉄は製造現場を効率化し、競争力を強化するため、来年4月に国内に16ある製鉄所や製造所を6つに統合・再編します。

これに伴い北九州市にある八幡製鉄所は「大分製鉄所」などと統合・再編され、名前は「九州製鉄所」に変わります。

八幡製鉄所は官営の製鉄所として明治34年に操業が始まりました。以来、自動車向けの高級鋼板の供給基地として、また、アジア各国への輸出拠点として日本の鉄鋼業界を代表する製鉄所の役割を果たしてきました。

しかし、今回の製鉄所の再編に伴い、明治以来の歴史を持つ「八幡製鉄所」の名称は令和の時代に消滅することになります。

また、日本で最初に洋式の高炉が作られ、近代製鉄発祥の地として知られる、岩手県釜石市「釜石製鉄所」も、千葉県の君津製鉄所などと統合・再編され、名前は「東日本製鉄所」に変わります。

会社では再編のねらいは組織運営の効率化が目的で、製鉄所の閉鎖や人員削減は今のところ考えていないとしています。