米海軍長官を解任 隊員処分めぐる大統領との意見相違が原因か #nhk_news https://t.co/0ag6taGBWT
— NHKニュース (@nhk_news) November 25, 2019
国防総省は24日付けの声明で解任の理由について、海軍の特殊部隊「シールズ」の隊員の処分をめぐり、「国防長官の信頼を失った」ためだとしています。
この隊員は計画殺人など7つの罪で軍法会議にかけられ、ことし7月、殺人などでは無罪となる一方、殺害したテロ組織の戦闘員の遺体と一緒に写真を撮影したとして、軍紀違反で有罪判決を受けました。
これを受けて海軍は隊員の特殊部隊の資格を剥奪する手続きを進めましたが、保守系メディアなどが「処分が重すぎる」と主張して、アメリカ国内で大きな議論となり、トランプ大統領は先週、「資格を剥奪させない」として処分の取り消しを命じていました。
これに対しスペンサー長官は処分の必要性を訴えていたということで、意見の違いからトランプ大統領が不満を募らせていたことが解任の背景にあるとみられています。
この問題をめぐっては、トランプ大統領には支持基盤の保守層の要求に応えるねらいがあったとみられますが、メディアからは「戦場での残虐行為が容認されるという誤ったメッセージを送ることになる」という指摘も出ています。
US Navy chief fired over handling of SEAL case https://t.co/WziZqYHgpm
— NHK WORLD News (@NHKWORLD_News) 2019年11月25日
ブルームバーグ氏 民主党候補者指名争いに名乗り 米大統領選 #nhk_news https://t.co/KdDkPwUOMw
— NHKニュース (@nhk_news) November 24, 2019
2002年から3期12年にわたってニューヨーク市長を務めたブルームバーグ氏(77)は24日、声明を発表し、野党・民主党の候補者指名を目指し立候補すると表明しました。
声明でブルームバーグ氏は「アメリカを再建するために立候補する。トランプ大統領に無謀で非倫理的な行動をさらに4年続けさせるわけにはいかない」と立候補を決めた理由を説明しました。
ブルームバーグ氏は世界的な金融情報会社の創設者で、アメリカの経済誌フォーブスがことし3月に発表した世界の富豪ランキングでは第9位につけ、資産の総額は555億ドル、日本円で6兆円余りと、トランプ大統領の31億ドルを大きく上回っています。
ブルームバーグ氏の陣営によりますと、選挙戦はすべて自己資金で賄い、外部からの献金は受けないということです。
これで民主党の候補者指名争いに立候補を表明しているのは18人となり、知名度に加えて資金力もある中道のブルームバーグ氏が加わったことで、同じく中道の有力候補、バイデン前副大統領と票を奪い合う可能性も指摘されており、混戦に拍車がかかりそうです。