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イチローさんは、去年秋に観戦した智弁和歌山高校の試合で、ひたむきに応援する生徒たちの姿に感銘を受けたことがきっかけで学校側と交流が始まりました。

その後、友人らで草野球チームを結成したイチローさんから学校側に試合の申し込みがあり、今回、教職員チームとの試合が実現しました。

1日の試合は神戸市の「ほっともっとフィールド神戸」で行われ、イチローさんは背番号1のユニフォームを身にまとい、9番・ピッチャーで先発出場しました。

ことし3月の引退から半年以上がたちましたが、イチローさんは、はつらつとしたプレーを見せ、投げては9回で16個の三振を奪うなど無失点と好投し、打ってはスリーベースヒットを含む4打数3安打1打点の活躍で訪れたファンを喜ばせていました。

スタンドには、智弁和歌山高校の卒業生も駆けつけ、甲子園でもおなじみとなったブラスバンドの力強い演奏を披露していました。

対戦相手としてプレーした智弁和歌山高校の藤田清司学校長は「9回まで試合ができて楽しかったし、多くの人の応援がとてもうれしかった。来年も試合をしようと約束したので、来年こそはもっといい試合をしたい」と話していました。

イチローさんは試合後、「ふくらはぎがピクピクしていますが、肩やひじは大丈夫でまだまだいけます。楽しかった。来年もやりたい」と笑顔で話していました。