【複数英紙報じる】「ナイキ厚底シューズ」国際陸連が禁止かhttps://t.co/2crmOJjRxm
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2020年1月15日
陸上長距離界を席巻している「ヴェイパーフライ」が禁止となる可能性が高いと報じられている。世界記録なども出しており、禁止となれば陸上長距離界に大きな衝撃が走ることになる。 pic.twitter.com/qamvDLIIov
ナイキ社「厚底シューズ」 世界陸連が大会での使用規制か #nhk_news https://t.co/3K8fk49zTk
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年1月16日
ナイキの「厚底シューズ」は、カーボンファイバー製のプレートが埋め込まれた反発力の高さが特徴のシューズです。
男子マラソンの世界記録保持者、ケニアのエリウド・キプチョゲ選手や、日本記録保持者、大迫傑選手など国内外の多くのトップ選手が使用し、相次いで好記録をマークしてきました。
「厚底シューズ」について、世界陸連は調査を行っていましたが、イギリスの新聞、デイリー・テレグラフは、電子版で世界陸連が底の厚さに制限を加える規則を設けることになり、現在人気があるモデルは競技大会での使用が禁止になるという見通しを伝えました。
一方、ガーディアンの電子版は、まだ議論は続いているとして、完全に禁止するのではなく将来的な技術の進化を規制することに重点をおいているのではないかという見方を示しています。
キプチョゲ選手は、デイリー・テレグラフの取材に対して「スポーツは技術的な進歩を取り入れるべきだ」と話し、規制に反対する意思を示しています。
「厚底シューズ」には複数のデザインがありますが、去年の東京オリンピックの代表選考レース、MGC=マラソングランドチャンピオンシップで多くの選手が使用したピンク色の鮮やかなデザインが、国内でも広く知られています。
「厚底シューズ」は3年前の2017年5月、当時、マラソンでまだ誰も破ったことのなかった「2時間の壁」に挑戦する催しで注目を集めました。
前年のリオデジャネイロオリンピックの男子マラソンで金メダルを獲得したケニアのエリウド・キプチョゲ選手が使用し、ペースメーカーが次々に入れ代わるなど特別な環境のもとで非公認ながら2時間25秒のタイムを出し、世界に大きな衝撃を与えました。
その後、「厚底シューズ」はマラソン界を席けんします。
キプチョゲ選手は、おととし9月のベルリンマラソンで従来の記録を1分以上更新する2時間1分39秒という驚異的な世界新記録で優勝すると、去年10月には再び特別な環境のもとで2時間切りに挑戦し、非公認ながら1時間59分40秒のタイムで人類で初めて「2時間の壁」を破りました。
国際大会でも好成績が相次ぎ、去年の世界選手権では、男子で優勝したエチオピアのレリサ・デシサ選手をはじめ、上位選手の多くが「厚底シューズ」を履いた選手でした。
また、日本選手でも着用する選手が増え、男子の設楽悠太選手と大迫傑選手が、おととし相次いで日本記録を更新しました。
今月行われた正月恒例の箱根駅伝でも「厚底シューズ」を履いた選手たちが次々と区間記録を更新し、シューズへの注目が高まっていました。
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