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IOC=国際オリンピック委員会の本部があるスイスのローザンヌでは、今月9日から冬のユースオリンピックが開かれています。

こうした中、ローザンヌの中心部では、17日、温暖化対策を求める若者の運動を世界的に広げたスウェーデンの17歳、グレタ・トゥーンベリさんが参加して各国政府などに対して対策の強化を迫るデモ行進が行われました。

グレタ・トゥーンベリさんは、今月21日からスイスで開催される世界の政財界のリーダーが一堂に会する「ダボス会議」に出席する予定で、集まった人たちを前に「過去10年間で具体的な温暖化対策は一つも見られなかった。権力者、世界のリーダーたちは何も見えていない」と訴えていました。

デモの参加者の中には地元で開かれているユースオリンピックを意識して「ほころびが見える地球にオリンピックはいらない」といったプラカードを掲げる人の姿も見られ、地元の女子高校生は「ユースオリンピックが注目されていることで、環境対策への関心が薄れている気がする。人工的に雪を作ってまで大会を開催していることが理解できない」と話していました。

また、男子高校生は「エコな大会を運営してイメージをよくしてほしい」と話していました。

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