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イランの最高指導者ハネメイ師は17日、イスラム法学者が国民向けに政治や宗教上の重要なメッセージを発する金曜礼拝で、8年ぶりに演説を行いました。

この中でハメネイ師は、ソレイマニ司令官殺害に対する報復として、今月8日、イラクに駐留するアメリカ軍を攻撃したことについて、「報復を求める人々の叫びがアメリカ軍を爆撃した、ミサイルの燃料となった。われわれは、横暴な大国に平手打ちを食らわす力がある」と述べて、報復攻撃を誇示し、アメリカへの対決姿勢を強調しました。

一方、ウクライナ旅客機の撃墜事件については「痛恨の出来事だ」としたうえで、「イラン国民は、もっと強くならなければならない」と述べ、事件を受けて、体制を批判するデモが相次ぐ中、国民に結束を促しました。

また、イランへの圧力を強めるフランス、ドイツ、イギリスの3か国については「3つの悪」としたうえで、「彼らは何もできず、アメリカに従っているしもべだ」として強く非難し、核合意をめぐる協議で関係の悪化が続く、ヨーロッパ各国への不信感をあらわにしました。

#中東