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地中に埋まっている古臭い根など新しい花や実に何の関係もないと思うのは馬鹿で、その目に見えぬ古い根をよく培養することが新しい花を咲かせ実をならせる一番有効な捷径(しょうけい)なのである。その意味から言えば古典語は教養の最も実用的なものということができよう。ホーマーやプラトーセネカやダンテを、記紀(きき)や語孟(ごもう)や法華・維摩(ゆいま)を原典で読んだ人々は、永遠の高貴な心霊に触れ、無窮(むきゅう)の生命の泉を掬む悦びに浸って心裕かになるものであり、そして不思議に相応の示唆や覚りを得て、人世の難問の思いがけない解決になることをよく知っている。

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高校を辞めたころは、多くの青年がするように、ひとは楽しくもない人生を何のために生きるのかということをよく考えた。自分の人生の難問に取り組むことなくしては、実用的な学問を修めて世の中を渡っていくのは無意味だと思ったので、大学に行きたいと思い直したときから、人文的なことが学べる学部に行こうと心が決まっていた。計画どおりにならない人生だから、天の導きにまかせて学びたいと思うことを学ぶのがよいと思う。なおずっと後になって気づいたことだが、本をちゃんと読めるようになるには本の読み方を学ぶ必要があり、それを体にしみこむほど教えてくれた文学部の学問は、意外にも実用的であった。

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三ケ月章先生は「法律を学ぶには、まずラテン語を習得する必要がある」というのが常識とされた、最後の世代。ドイツ語はいうに及ばず。分厚い教養の中からにじみ出る見識が、眼前の実務を捌く学識として結実する、そういう型の法学者。苦学されたが、帝国日本の高等教育制度の中で、大をなされた。

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ミメーシスとは西洋哲学の概念の一つ。直訳すれば模倣という意味であり、これはプラトンの提唱した自然界の個物はイデアの模造であるというティマイオスという概念からの由来である。アリストテレスがこの概念を受け継ぎ、ミメーシスこそが人間の本来の心であり、諸芸術の様式となっているとした。

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#自然主義

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その頃東洋の先哲とか、その書など、今も大して変りはないが、要するに前世紀の遺物のやうに見なして、若い学生達はほとんど顧みる者もなかつた。私が漢籍などを読んでゐると、異端といふより、むしろ奇物変人視されたものである。それでも私は意としなかつた。「かつて極めて少数の者にしか通じさうもない学問を、何のためにさう熱心に没頭するのかと問はれて、私はかう答へた。私には少数で十分だ。一人でも十分だ。一人もゐなくても十分だと」。「至善は外界からの手を求めない。内部から培はれ、それ自体から出でて全きものである」と、これはセネカの教へであるが、私もさう信じた。陽明も、天下悉く信じて多しとなさず。一人これを信ずるのみにして少しとなさずと説いている。この書はかういう心境で学問に没頭したときの所産である。

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宇宙人生は天の自慊(じけん)的創造である。自己を実現しつつある努力である。
この絶対自慊にして、何等他に俟つ所を求めない生々化育の努力を「誠」と謂う。
誠は天の道である。誠に由(よ)って萬物があり、誠がなければ物もない。人は、此の誠に由って生き、禽獣と異なって自覚を生じ、誠の誠なる所以を体認して之を発揮するようになる。
これを「誠之(せいし)」といい、所当然の道とも謂う。

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#勉強法

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