国連事務総長「21世紀の進歩を危うくする4つの脅威迫る」 #nhk_news https://t.co/usHg3cfAXM
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年1月22日
グテーレス事務総長は22日国連本部で、国連の課題についてすべての加盟国の代表と意見交換する会合を開き、冒頭、国連のトップとしてことしの所信を表明しました。
この中でグテーレス事務総長は「私には、21世紀の進歩と可能性を危うくする4つの脅威が迫り来るのが見える」と述べ人類が直面する脅威として核兵器、地球温暖化、人々の政治不信、デジタル化の負の側面を挙げました。
このうち、核兵器については核の脅威が高まっているとして、アメリカとロシアを中心とする核保有国が信頼構築に努めるよう促しました。
また、地球温暖化については、「地球は燃えているのに、あまりに多くの政治指導者たちが手をこまねき続けている」としたうえで、国際社会が結束するよう後押しを続ける考えを示しました。
会合ではインドの国連大使が地球温暖化について「国際協力なしに思い切ったことはできない」と述べて途上国の温暖化対策のための資金を先進国が供給する必要性を訴えたのに対してグテーレス事務総長は、「先進国による資金拠出とともに、途上国側が民間企業や投資を引き付ける努力が必要だ」と応じるなどこの日提示した4つの課題に対処するためすべての加盟国との協力を強化したい考えを示しました。