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国連は、ユダヤ人が大量虐殺されたアウシュビッツ強制収容所が解放された1月27日をホロコーストを記憶にとどめるための国際デーと定めていて、解放から75年を迎えたことしは、国連総会にホロコーストの生存者や関係国の国連大使らを招いて式典を開きました。

この中で、グテーレス事務総長は、反ユダヤ主義に基づく犯罪が、アメリカ・ニューヨークで去年、前の年に比べて21%、フランスではおととし、74%増加し、ドイツやイタリアなどでも事件が起きていると指摘しました。

そして、「反ユダヤ主義は歴史のある時期のものではなく、千年にわたって続いてきた憎しみだ。気を引き締めなければならない」と述べて、新たな反ユダヤ主義の広がりに警戒感を示しました。

そのうえでグテーレス事務総長は、「憎悪の根源を突き止め、社会の結束を促す指導力が必要だ」と述べて、すべての人が差別や偏見をなくすために立ち上がるべきだと訴えました。

またドイツのホイスゲン国連大使は、「ドイツのすべての子どもたちがアウシュビッツ強制収容所を訪問する提案を支持する」と述べて、若い世代は歴史に向き合うべきだと強調しました。