我妻栄「発刊の辞」
かつて、私は、乏しい財布の底をはたいて法律新聞を創刊号から揃えたことがある。むろんそこに載せられている、他に求め得ない無数の判決を参照するためである。
戦後日本は平和主義を謳うとともに、法治主義国家として、人権を保障し、民主主義を維持・発展させることを誓った。
法によって統治される社会に起きた問題は、法によって解決される。頼りになるのは、生きた法である。生きた法を知るためには、判例(裁判例)を知らなければならない。そして、判例を知るには、その意味が解らなければならない。そのために判例時報は、判例全文を紹介するだけではなく、その解説をも付するのである。
判例は、裁判所と専門家の独占物ではなく、一般の人の生きる技術であり財産である。
「判例タイムズ」は毎月10日,25日に発刊されます。
「判例時報」は10日ごとに発刊されます。電子化の波に乗り(あるいは飲まれ),
「判例タイムズ」は電子化版を販売していますが,
「判例時報」は電子化版はございません。
d1021.hatenadiary.jp
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