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トヨタ自動車労働組合は例年、春闘の交渉が山場を迎える3月上旬に、賃上げの要求を勝ち取る決意を経営側に示すため、大規模な集会を開いていますが、関係者によりますと、ことしの集会を取りやめる方向で調整を進めています。

春闘で、賃上げの水準だけでなく、働き方や人事評価のしかたなど議論の対象が幅広くなっていることに加え、自動車産業を取り巻く環境も厳しさを増していることから、組合としては、経営側との対決姿勢を鮮明にするのではなく、労使間で議論を深めることが重要だと判断したものとみられます。

ことしについては新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあるとみられますが、トヨタ労組では、来年以降も集会を開催しない方向で検討を進める方針です。

トヨタ労働組合が、これまで慣例として続けられ、いわば、“春闘の風物詩”だった集会を取りやめることは、春闘の在り方が転換期を迎えていることを象徴する動きとも言えそうです。