欧州中央銀行 量的緩和策の拡大は決定も利下げは見送り #nhk_news https://t.co/jip0T1We3I
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月12日
ヨーロッパ中央銀行は12日、ドイツのフランクフルトにある本部で理事会を開いて、新型コロナウイルスの感染拡大による景気の悪化を防ぐため、さまざまな資産を買い入れて市場に大量の資金を供給する量的緩和策について、ことし末まで1200億ユーロを追加することなどを決めました。
一方、金融機関から資金を預かる際の金利は現在のマイナス0.5%のまま据え置きました。
新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響に対する懸念から、ヨーロッパの主な株式市場では先月下旬、1週間の株価の下落率が2008年のリーマンショック以来となるなど世界的に金融市場の混乱が続いています。
こうした中でアメリカなどの中央銀行に続いてイギリスのイングランド銀行も緊急利下げに踏み切っていて、市場ではヨーロッパ中央銀行がこれらに続いて利下げに踏み切ることへの期待が高まっていました。
ECB expands asset purchases, keeps rates unchanged https://t.co/hnsITZ786g
— NHK WORLD News (@NHKWORLD_News) 2020年3月12日
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ヨーロッパ中央銀行のラガルド総裁は12日、記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大について、「たとえ一時的であっても経済活動は甚大な影響を受ける」と述べました。
そのうえで「企業や働く人を支えるためには思い切って、協調した財政政策が欠かせない」と述べ、金融政策と政府による対策が足並みをそろえる必要があると訴えました。
そして、焦点になっていた利下げを見送り、量的緩和の規模拡大や資金供給の強化に踏み切ることについては「最も効果的で的を絞った内容を全員一致で決めた」と説明しました。
一方、アメリカがヨーロッパからの入国を停止する措置を発表したことについては「EU=ヨーロッパ連合以外の政府の決定にはコメントしない」と述べました。
#ECB#金融政策