国連事務総長「第2次大戦以来の危機」 各国に連帯訴え #新型肺炎 #新型コロナウイルス https://t.co/Rq17YbtL3U
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2020年4月1日
自ら招いた危機。
「世界は未曽有の試練に直面」国連事務総長 新型コロナ拡大で #nhk_news https://t.co/YtisLoPGG0
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年4月1日
国連のグテーレス事務総長は31日、新型コロナウイルスの経済・社会的な影響に対する国連の対応や提言をまとめた報告書を発表するのに合わせて、インターネットを通じて記者会見を行いました。
この中でグテーレス事務総長は「世界は未曽有の試練に直面している」と述べて、新型コロナウイルスの世界的な大流行は1945年の国連創設以来、最大の試練だという認識を示しました。
そのうえで、「国連が持つ世界のネットワークを駆使して各国の対策を支援することに総力をあげていく」と述べて、感染対策がぜい弱な途上国の保健衛生や医療体制を支援していく方針を表明しました。
また、発表された報告書では、開発が進められている治療薬は途上国を含むすべての国で等しく使えるようにすることや、新型コロナウイルスの経済・社会的な影響への対応に世界のGDPの総額の少なくとも10%を充てることを提言しています。
グテーレス事務総長は、「われわれに必要なのは団結だ。団結すればウイルスに打ち勝ち、よりよい世界をつくることができる」と述べ、国際社会の連帯を呼びかけました。
#黒服
#科学主義#グレタ
江戸期に、臨済禅中興の祖と謳われた白隠和尚も、人は「三合の病を八石五斗(約2800倍)の思いをして持っている」と、その著『遠羅天釜』の中で述べているが、これはCOVID-19の場合にも言えると思う。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 25, 2020
特にクルーズ船の乗客の中に、体温が37.5度に僅かに足りなかったため、すぐには診てもらえず、その後重篤化して亡くなってしまった例があったが、閉じ込められた空間で、未知の病の恐怖に苛まれながら過ごせば、一気に体調は悪化するだろう。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 25, 2020
たしかに感覚や心理は人によって大きく異なるから、その不確かなものを現代の医学の中に取り込むということは非常に困難なのだと思う。しかし、困難であろうとも、人間という生物はそういう感覚や心理を持った存在であり、それが身体と微妙かつ密接に関わって生きているのである。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 25, 2020
そうであるならば、医学は今後この感覚も心理も取り扱う新しい人間把握への道を探らねばならないだろう。今回のCOVID-19の騒動を機に、そうした機運が生まれれば、人類の本質的な意識の深化に役立ったと言えるのではないかと思う。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 25, 2020
最近は人通りの絶えた都市を凄い勢いで消毒してまわる光景が、テレビのニュース画面でも度々見られるが、私はそうした画面を見る度に心の奥底が疼き、何とも言えない思いが湧いてくる。
— 甲野善紀 (@shouseikan) 2020年3月26日
この消毒は、ただCOVID-19を発症させる新型コロナウイルスを殲滅させるために行なっている訳だが、同時に多くの微生物もこれによって死滅している。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 26, 2020
人間ももちろん例外ではないが、生物はすべて他の微生物の力も借りて生きている。人間の腸の中にいる腸内微生物がいなければ栄養の摂取も儘ならない。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 26, 2020
よく「人は自分だけでは生きられない」と言われているが、今回のようなウイルスで、こんな大騒ぎをして消毒をしてまわっている姿は、人間という生物が、いかに利己的な生き物であるか、ということを思い知らされて気が滅入る。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 26, 2020
近代に入ってから(いや、それ以前からだが、近代に入ってからは特にその度合いが強くなってきた)人間は「科学の発展」という大義名分の許に数え切れないほどの愚行を行なってきた。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 26, 2020
そして、その愚行を、私も子供の頃は愚行ではない「素晴らしい行為」と思い込まされてきた。現在も殆どの人達は、私が思う愚行を、愚行とは思っていないだろう。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 26, 2020
そうした社会環境のなかで、私も普段は私の価値観を8割がたは蓋をして生活している。しかし、今回のようなウイルス騒動が起こると、どうしても「自分はどうするか」を選択しなければらない場面に遭遇するので、私自身がこの50年ほどの間に考え育ててきた自らの行動の基盤が自然と浮上してくる。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 26, 2020
二十歳になる少し前に、現代の畜産をはじめとする農業の効率最優先で生命を生命とも思わない実態に触れ、自分の将来がまるで霧の中に閉ざされたような時、私の生きる意欲を保つのに『荘子』がどれほど力になったかわからない。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 26, 2020
それだけに、その『荘子』で説かれている、本来、在るべき人間の生き方からすれば、今回の世界中のCOVID-19に対する対応は、あまりにも生きることを貪ろうとしており、見ていて何とも辛く息苦しくなってくるのである。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 26, 2020
これは毎日に載った記事ですね。山本教授は「感染症の流行も人間を含めた生態系の維持に何らかの役割を果たしているかもしれない。それを今の私たちが知らないだけかもしれない」とも発言されていましたね。 https://t.co/5imBjaeiJu
— 甲野善紀 (@shouseikan) 2020年3月26日
「人類がウイルスに打ち勝つ」などと稚拙で勇ましい事を言う人よりも、よほど状況が見えているし、センスのある方だと思います。医学の専門家の中にも、こういう方がいらっしゃる事は、まだ救いがありますね。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 26, 2020
COVID-19の対応として、消毒の噴霧をしまくっている映像を見て、つくづく自分達の都合で他の小さな生き物達の迷惑も考えない人間の利己的行為に胸が疼くが「人間以外の生物も利己的なのでは?」との質問が届いた。
— 甲野善紀 (@shouseikan) 2020年3月27日
例えば、人間に近い生き物である猿は、木に登って木の実を食べかけてはすぐ投げ捨てるが、この、人間なら「もったいない」と思われる行為は、地上にいて木に登れない生物にとって、食物が得られる有難い行為である。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 27, 2020
人も以前は里山農業などでスズメや様々な生き物とも共生関係だったが、農薬という毒を撒いて自分達の都合を優先させ、虫を激減させ、その結果、ソバや果実の授粉にも問題が出始めている。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 27, 2020
つまり本能の閉鎖回路の中で生きている人間以外の生物は、利己的に生きていても、自然と自然界のバランスを保っていられるが、本能が壊れているとも言われている、知恵を持った人間は、この地球上の生命体全体の生命も脅かす存在となっているのである。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 27, 2020
ドードー、モア、リョコウバト、オオウミガラスと、鳥類だけでも、ちょっと記憶を辿れば人間が絶滅させた種が思い浮かぶ。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 27, 2020
そういう人類の暴走を止めようと、自然界もいろいろ考えているのだろう。今回のCOVID-19を起こす「SARS-CoV-2」と名付けられたウイルスも、そうした使命を持っているのかもしれない。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 27, 2020
まあ自然界もいきなり強烈なエボラのようなウイルスを全世界に拡散させることは、どうかと手心を加え、「COVID-19」程度の致死率のあまり高くないものが遣わされたと見ることが出来る。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 27, 2020
そこで人類が自分達の所業の問題に気付けばいいのだが、「新型コロナウイルスに打ち勝つ」などと、相変わらず叫んで、特効薬の開発などと言っていると、次はもっと強烈なウイルスが登場してきそうだ。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 27, 2020
今回の「SARS-CoV-2」のウイルス拡散を機に、本当の意味でもっと自然と共生した生き方の芽が出ることを祈りたい。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 27, 2020
先日、人間がドードーやオオウミガラスを面白半分もあって大量に殺戮して絶滅に追い込んだ事を書いた事から、その後絶滅には至らなかったもののアメリカバイソンやアホウドリを絶滅寸前まで殺しまくったことなども次々と思い出してしまった。
— 甲野善紀 (@shouseikan) 2020年3月30日
さらには「ネアンデルタール人も我々の先祖が殺したんだろうなあ」という、確かな証拠がないとはいえ、状況的に十分考えられる、あまり思い出したくない想像などが次々と心の中に黒雲のように拡がって一気に心が落ち込む。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
そのお陰でCOVID-19に関する危惧など、どこかに吹き飛んでいってしまったが「単純に目の前のことを悩める方が人として楽だ」ということがあった事を久しぶりに身に沁みた。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
ここまで落ち込んだのは、いったいいつ以来だろうかと思って考えると、もう20年も前、宮崎駿監督の『もののけ姫』を観た時の、それまで一度も経験したことのない落ち込みに喘いだことを思い出した。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
「これはちょっと、いやだいぶ深く落ちたなあ」と思い、ここからどう私自身を立て直すか考えていて、フト思い立って、一昨夜、九州のM女史に電話をする。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
話をしているうちに、M女史が最近出合われたという「ネガティブ・ケイパビリティ」(Negative Capability)という言葉を聞くことが出来た。この言葉は「どうにも答えの出ない、どうにも対処のしようのない事態に耐える能力」という意味だという。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
まさに、もう私にはどうしようもない過去に起きてしまった事実に対して、それを抱えて身動きがとれなくなっている私そのものを表している言葉だと、妙に感じ入り、少しだけ気持ちの方向が変わった。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
そして、その気持ちがもう一段違う方向に行ったのは、『もののけ姫』に関連して、宮崎駿監督からいただいた御手紙のことを思い出したからである。この約2000字に及ぶお手紙は、私が宮崎監督と個人的にお会いした1999年の秋、宮崎監督から直接頂いたものである。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
今でもハッキリと記憶しているが、宮崎監督のアトリエ「二馬力」の2階にある宮崎監督のお部屋で、約1時間半ほど2人きりで過ごしたが、その時間の半分くらいは殆ど会話がなかったように記憶している。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
その理由は、口を開けば人間がここまで環境を破壊してきた事と、その事が少しも改善されていない事に対する何とも言い様のない悲しみに話が入っていってしまいそうなので、話しようがなかったからだという記憶がある。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
とにかく、その時話したことで記憶に残っている事は、「『もののけ姫』に関して、甲野さんほどの感想は他で聞いたことがありません」という宮崎監督からのコメントと、窓から見える栃の木に関して、私が栃餅の話をした事くらいである。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
その「二馬力」に伺った数日後に、宮崎監督から届いた御手紙は「もののけ姫」に関する宮崎監督の凄まじい心情の吐露で、「宮崎駿」という人物がどのような思いで映画を制作されているかを書かれたものとしては、私の知る限りあれほど迫力のあるものは他に見た事がない。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
この頂いた御手紙の全文は、宮崎監督の了解も得て、私のメールマガジン『風の先・風の跡』vol.61(2013年10月7日配信)の「この道に踏み入って」(第18回)で全文公開させていただいたが、今読み返しても鳥肌が立つような文章である。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
その中に、今回のCOVID-19の騒動にも関連のある言葉を見つけ、あらためてこの御手紙に心を揺さぶられた。そこにはこうあった。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
(引用始め)ぼくらは 自分の存在の奥の方に 闇のかたまりをかかえています。虚無というのか、空なのか、ニヒリスムというのか またまた言葉の問題にぶつかってしまうのですが… ⇒
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
おそらく微細な線虫やウイルス達とも共有できる かたまりを もっているのだと 人間の業という言葉もまた、その中に飲み込まれてしまう もっと根源的な、もっと本質的な虚無だか、闇だか、なにか判らぬ圧倒的な⇒
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
およそ人間性という うすい皮膜など 何の力にもならぬほど 強力で奪い去っていく何か から、生命が 生まれてきたのだと 認めざるを得なくなりました。(引用終わり)
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
この宮崎駿監督からいただいた御手紙を読んで、あらためて、いま世界中がCOVID-19のウイルス拡散で大騒ぎをしていることについて「『自然界の本来の働き』は一体どうしようとしているのだろうか」を、ここ2日ほどずっと考えていた。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
自然界は様々な変動がある。先日(23日)久しぶりに会うことが出来た名越康文・名越クリニック院長から『人類と気候の10万年史』(中川毅著、講談社ブルーバックス)という本の存在を教えられ、取り寄せて読んでみた。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
大変興味深い内容で、その事についてかなり長い感想が書けそうだが、とにかく我々は十数万年前の過去から現在に至るまでの地球環境の中で、実に稀な気候の安定期に一気に文明を興し現在に至っているようだ。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
そうした地球に生きている我々は、いつまた現在の温暖化問題など吹き飛んでしまう寒冷化に遭遇するかもしれない。そうした時のために科学をさらに発展させ、何とか生き残りを計ろうという考えも勿論あるだろう。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
しかし、そうやって生き残る人々の多くが、今回のCOVID-19程度の騒動でも買い溜めに走ったり、COVID-19の陽性者や、陽性の恐れのある人々を差別したりするかと思うと、何ともやりきれない気がする。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
それよりは、かつて狼を殺してしまったため鹿が増えすぎ、自然の植生が荒らされたイエローストーン国立公園で、カナダから狼を移入し、20数年後に植生が元に戻った例に倣った方がいいように私は思う。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
つまり、人間がいろいろ考えて対策を講じるより、自然に任せ、今までのように普通に生活するということである。それで仮に感染が爆発的に拡大したとしても、それはそれで受け止めるということである。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
こんな事を言うと「いや『人事を尽くして天命を待つ』という言葉もあるように、人間が出来るだけの事をすべきだ」という意見は必ず出るだろう。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
しかし、私が思うに「人事を尽くして天命を待つ」という言葉が生まれた頃は「人事を尽くす」といっても、そのテクノロジーは現在より遥かに素朴なものである。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
したがって、この言葉が出来た頃の「人事の尽くし方」が現代文明にも当てはまるかどうかは、もちろん意見の分かれるところだろうが、私は否である。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
そして、「この時期になっても」と、私がもどかしい思いをしているのは、宗教界からの発言が聞こえてこないことである。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
宗教界としても、現在の社会状況をみて「迂闊なことは言えない」と思うのかもしれないが、たとえばキリスト教を例にとれば「御心のままに」という神の教えを本当に実践できる信仰心があるかどうかは、こういう時こそ明らかになるのではないだろうか。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
科学界においても「Something Great」といわれる存在を、科学を研究していて、どうしようもなく意識されるという科学者が存在するが、それならその「Something Great」に今回のウイルスの拡散問題を托すという考え方も生まれてきて不思議ではないと思う。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
近代から現代に入り、平和になると共に、特に日本では「覚悟を決める」という生き方がどんどん遠くなり、かつてはその覚悟を決めて生きる代表的な人間に冠せられていた「サムライ」という言葉が、単に野球やサッカーの日本代表選手に付けられているだけになってしまった。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
しかし「本当に覚悟を決めて生きる」とは、こういう時に使うべきではないだろうか。そして今、私は「覚悟を決める」と言ったが、それは「新型コロナウイルスに打ち勝つ」などという事は決して言わないで、余計な事はせず、ただ「現状と向き合う」という覚悟を決めることだと思っている。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
そうでなければ、今まで我々が犯してきた、そして今も犯しつつある多くの他の生き物達に対する数々の酷い行為に対して、何の後悔も反省もしていないことになってしまうからである。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
もちろん、以上述べてきたことは、断るまでもなく私が二十代の頃から半世紀近くずっと「人間にとっての自然とは何か」を考え続けて醸成されてきた考え方から見て、今回のCOVID-19拡散の対応策についての意見である。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
したがって、私が親しく交流している方々の中にも様々な意見があると思うし、私と同様な考え方の方が少ない(それも非常に少ない)と思う。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
私のように過去、それもずいぶん昔に我々の先祖が犯したさまざまな犯罪的行為や犯罪という言葉ではとても済まないような残虐行為に強い負い目を感じている者が多くては、COVID-19のウイルスに怯える以上に社会がまわっていかないかもしれないので、こんな事を思う人間は私だけで十分という思いもある。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
それは私が「人間にとっての自然とは何か」を考え始めたキッカケが、21歳の時に気付いた「人間の運命は完璧に決まっていて、同時に完璧に自由である」ということに確信を持ったからである。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
この立場に立てば、COVID-19のウイルスに怯えて「人としてどうか」という行動に走る人も、それはそれでその人の宿業のためであり、だからこそ「弥陀の本願」に、ただひたすらすがるのだという親鸞上人の教えの深さが身に迫ってくる。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
何にしても、この「どうにも答えが見つからない問題を社会が抱える」ということは、今後の学問教育の在り方にも少なからず影響を与えると思うし、その影響を受けて、現在の受験一辺倒の教育が変わってほしいと、これは心底願っている。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
それは、今回のCOVIDー19の件で、全世界を挙げての過剰な消毒、殺菌行為により、多くの微生物が死滅しつつあり、その事による今後の生態系の混乱の方が、COVID-19による病死者よりもずっと深刻になる恐れがあるからである。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
詳しくは、この記事https://t.co/sBCqwhbvyO で述べられているが、最新の研究によれば、例えばミツバチは蜜や花粉を食べていると思われたが、ミツバチにとって重要なのは、その花粉などの中に生息している微生物だったという。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
それらが農薬をはじめ、このCOVID-19の騒動で殺菌、消毒が劇化し、ますますその生命の維持も難しくなってきそうである。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
ドードーやオオウミガラス、リョコウバトといった鳥類に対する残虐行為で絶滅させた罪は、人間もまだ自覚して後悔も生じやすいが、目に見えない微生物に関する残虐行為は自覚しにくく、そのためやり過ぎたことに「気が付いた時は後の祭り」ということになる恐れがある。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
私は、このCOVID-19の騒動が始まった頃から「消毒、殺菌などと言っていると、アレルギーが増える」と言ってきたが、アレルギーどころではない、もっと大変な事態がこのCOVID-19に対する過剰対応によって引き寄せられてきそうだ。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
テレビなどは、どの局も似たり寄ったりの意見を、専門家や同席しているコメンテーターに言わせているが、もっと違った意見を言う専門家も招き、このCOVID-19に関することだけではない、今後の社会の在り方についての議論を提供してもらいたいと思う。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 30, 2020
今、感染拡大中のCOVID-19に関連して、最近は喫煙の害が、しばしば強調されているが、煙草の害を取り上げるなら、日本でもいよいよ始まろうとしている5Gの通信が及ぼす人体への影響についても、もっと取り上げ、この実施を慎重にすべきだと思う。
— 甲野善紀 (@shouseikan) 2020年3月31日
それが、どの程度事実か判らないが「5Gがすでに使われている所と、今回のCOVID-19の感染が爆発的に拡がっている所が奇妙に重なっている」という指摘もある。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 31, 2020
その事は別にしても、この5Gの運用に関しては、現にヨーロッパの国々の中に人体への影響を懸念している国が、現にあることが、この通信手段の危険性を何よりも表していると思う。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 31, 2020
しかし、日本のマスコミはそれについて沈黙している。5Gや農薬問題などでも、それが大きな経済力を持った組織や企業などが絡んでいると、マスコミは本当に自粛してしまい、一切これらの事には触れない。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 31, 2020
COVID-19に関しても、中国では漢方によって全治した例も報告されているというし、他にも現代医学以外で有効な方法があるようだが、それらは現代社会の権威として構築されている今の医学の流れには沿わないものとして無視されているようだ。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 31, 2020
とにかく、今回のCOVID-19については、「大変だ、何とかしなければ…」と言いつつも、その何とかする方法は「ワクチン」や「特効薬の開発」という事でのみ「解決が図られる」としか、殆どの人達は思っていないようだ。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 31, 2020
ましてや、昨日ツイートしたような今回の騒動で消毒、殺菌を徹底して行なうことにより、他の様々な生物の生命を支え、共生関係になる微生物まで死滅させ、生態系を大きく狂わせることへの配慮などは、とてもマスコミには望めそうもない。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 31, 2020
今は何かというと「高齢者に感染させてはいけない」「自分は良くても、自分のおじいさんやおばあさんに感染させると思ったら、外に出歩くなどの行為は出来ないでしょう」などという若者へのメッセージが溢れている。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 31, 2020
だが、私も高齢者と分類される、それもあまり呼吸器が丈夫ではない人間の一人として「高齢者への配慮」で、経済的に立ち行かなくなる人々が大量に出る現実を見て「こういう社会の流れが当然だ」とは全く思わない。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 31, 2020
すでに何度も言っている事だが、「生きている」ということは、常にリスクの伴うものである。
— 甲野善紀 (@shouseikan) March 31, 2020
各人がそれなりの予防をすることは構わないと思うが、やたら殺菌したり、社会の回転が止まって、そのために大変な困窮を強いられる人が出ることがわかっているのに、「高齢者のために」(まあ、高齢者のためだけではないだろうが)都市封鎖するというのは、高齢者の一人として賛成は出来ない。
— 甲野善紀 (@shouseikan) April 1, 2020
半世紀に、プラス20年以上も生きてきた者の一人として、自分達の余命を延ばすことで、若い人達に大変な苦労をかけることは何とも忍びないし、そういう事はしてもらいたくない。
— 甲野善紀 (@shouseikan) April 1, 2020