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働く人に景気の実感をたずねる内閣府の「景気ウォッチャー調査」で、3月の景気の現状を示す指数が、前の月から13.2ポイント悪化し、14.2となりました。
統計が比較可能な2002年1月以降で、指数は最も低くなり、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、景気の実感が急速に悪化しています。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、「壊滅的」「打つ手がない」といった深刻な声が相次ぎました。

売店の従業員やタクシーの運転手など2000人あまりに景気の実感をたずねた今回の調査で、景気の現状を示す指数は前の月を13.2ポイント下回り14.2となりました。

指数はリーマンショック直後を下回り、統計が比較できる2002年1月以降で最悪になりました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、業種を問わず景気実感が悪化し、特に「飲食関連」では指数が0.7まで下がって落ち込みが際立ち、ほぼすべての人が「景気は悪くなっている」と答えました。

調査に対して旅行代理店からは「海外旅行は壊滅的な状況だ」「9割の取り扱いがなくなり打つ手がない」、スナックからは「この状態が続けば閉店が続出する」、人材派遣会社からは「ほとんど求人がない」といった深刻な声が寄せられました。

タクシー運転手からは「急激に利用者が減り、空車がタクシープールに入りきらない」、「夜どころか昼間の動きもない」といった声が出ています。

先月の調査では、景気の先行きを示す指数も18.8まで悪化して統計が比較できる範囲で最悪になっています。

内閣府は「働く人の景気の見方は、極めて厳しい状況にある」としています。

#経済統計