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発表によりますと、ソフトバンクグループは、来月25日に開く予定の株主総会をもって、アリババグループの創業者、ジャック・マー氏(55)が取締役を退任する人事を決めました。

マー氏は、去年9月にアリババグループの会長を退任し、現在は慈善活動などに携わっているということで、退任は本人の意向だとしています。

ソフトバンクグループは、アリババグループに対して1999年の創業まもないころから出資していて、マー氏は、孫正義社長とも親交が深く、2007年からソフトバンクグループの取締役を務めていました。

来月の株主総会では、新たに後藤芳光専務が取締役に就任するほか、アメリカの投資会社の創業者らが社外取締役に就任する人事を諮ることにしています。

#人事

ソフトバンクグループは18日、グループ全体のことし3月期の決算を発表しました。

それによりますと、営業損益は2兆円を超える黒字だった前の年から一転し、1兆3646億円の巨額の赤字になりました。

また、最終的な損益も1兆4000億円余りの黒字から、一転して9615億円の赤字になりました。

年間の決算で営業赤字、最終赤字となるのはいずれも15年ぶりで、赤字幅は過去最大です。

業績の悪化は、投資先のアメリカのシェアオフィス大手、ウィーワークの経営悪化による損失を計上したことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大を背景にした金融市場の動揺で、ほかの投資先についても企業価値が下がったことが主な原因です。

巨額の赤字に陥ったことを踏まえソフトバンクグループは、ことし3月、最大で4兆5000億円分の資産を向こう1年かけて売却し、負債の削減などに充てる方針を示していて、計画どおりに財務の改善を進められるかが問われています。

これについて会社は18日、保有する中国のネット通販最大手、アリババグループの株式を活用して1兆2500億円の資金を調達したことを明らかにしました。

ソフトバンクグループの孫正義社長は18日、オンラインで行った記者会見で、ことし3月期の決算で巨額の赤字に転落したことについて、「今回のコロナ危機は、1920年代の世界大恐慌と同じような影響を与える出来事ではないか。そうした背景の中でファンド事業が大きなマイナスということで経営の足を引っ張った」と述べました。

また、ファンドを通じて投資している世界各地の88の企業について、「15社くらいは倒産するのではないかと思っているが、15社くらいは大きく成功するだろう」と、過去の経験に基づいた見立てを示しました。

そのうえで、今後の投資の方針については、「継続はするが、大上段に構えてがんがん行く状況ではない。用心しながら投資する」と述べました。

そして、保有する株式の価値は18日現在で、28兆5000億円に上るとして、「減ったのは事実だが、ITバブル崩壊のときなどのような真っ逆さまのどん底に比べると、そこまでの大ショックではない。崖から転げ落ちそうだった過去と比べると、余裕で崖をのぞき込んでいるような状況だ」と述べ、経営に問題はないという考えを示しました。

証券会社のまとめによりますと、ソフトバンクグループのことし1月から3月までの3か月間の決算は、最終的な損益が1兆4300億円余りの巨額の赤字になりました。

これは東日本大震災が起きた際に、当時の東京電力が計上した1兆3800億円余りの赤字を上回り、すべての上場企業の3か月間の決算で、過去最大の赤字になったということです。

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