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ソフトバンクグループが12日発表したグループ全体の去年12月までの9か月間の中間決算は、売り上げが7兆898億円と前の年の同じ時期と比べて1.1%減少しました。営業損益は129億円の赤字となり、1兆8590億円の黒字だった前の年の同じ時期から一転して営業赤字となっています。

これは、投資先のアメリカのシェアオフィス大手、ウィーワークの経営悪化などにより、運営するファンドの事業で7900億円余りの損失を計上したことが主な理由です。この時期の営業赤字は15年ぶりだということで、赤字に転落した去年9月までの中間決算から持ち直せていません。

最終的な利益については、投資先の中国のネット通販最大手のアリババグループが香港の証券取引所に株式を上場したことで3300億円余りの利益を計上したことなどから、4765億円の黒字を確保しましたが、前の年の同じ時期と比べると69%の大幅な減少でした。

ソフトバンクグループは投資会社としての性格を強め、スタートアップ企業などに巨額の投資を行っていますが、投資先の経営悪化が引き続きみずからの業績の打撃を与えた形です。

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