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モスクワでは3月下旬以降、営業できる商店は薬局や食料品店などに制限されてきましたが、ソビャーニン市長は食料品以外の商店のほか、人と人とが長時間接触しないクリーニング店など、一部のサービス業の営業再開を来月1日から認める方針を示しました。

また、市民の外出制限についても仕事以外に、散歩程度の外出を試験的に認める方針を示しました。

一方で、外食産業や多くの買い物客が集まるショッピングセンターについては営業再開の方針は示されず、引き続き休業措置が続くものと見られます。

ロシアでは、24時間に確認される新たな感染者の数が、今月11日に発表された1万1600人をピークに減少に転じたものの、27日には新たに8300人以上の感染が明らかになり、地方都市にも感染が広がるなど状況は深刻です。

このうちロシア第2の都市、サンクトペテルブルクでは、ことし7月に開催される予定だったBRICS、新興5か国や、中国とロシアが主導する上海協力機構の首脳会議が、いずれも世界的な感染拡大を理由に延期されることが決まっています。

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