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ベージュブック」と呼ばれる経済報告は、FRBが統括する全米の12の地区連銀が最新の経済情勢をまとめたものです。

それによりますと、経済活動の再開で自動車販売など、一部で改善の動きが見られるものの、多くの業種が、先行きはきわめて不確実と見ていると分析しています。

このうち、ニューヨークやシカゴなどでは、夏の観光需要が見込めないとして航空やホテル、娯楽産業など広い範囲で懸念する声が出ています。

また、テキサス州では、原油価格の低迷で、関係する事業者の倒産が今後も続き、回復は来年まで遅れるとしています。

さらに、食肉の加工工場やトラック輸送の現場では、依然、新型コロナウイルスの感染へのおそれが高いうえ、子どもの面倒を見る必要があるなどの理由で、労働者が確保できないという報告が相次ぎました。

今回の報告は、金融政策を決める来月9日からの会合での議論の土台となりますが、景気回復のペースは鈍く、先行きに対して悲観的な見方が目立っています。

#FRB#経済統計