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ベルギーは19世紀後半に国王レオポルド二世が私有地として当時のコンゴの支配を始め、その後、1960年の独立まで植民地としました。

その独立からちょうど60年となった30日、ベルギーのフィリップ国王はコンゴ民主共和国のチセケディ大統領に書簡を送りました。

この中でフィリップ国王は「元国王による支配の時代には残虐な行為が行われ、その後の植民地時代も苦痛と恥辱を与えた。

差別という形で今も痛みを与える過去の傷について私は極めて深い遺憾の意を表したい」としています。

地元メディアは国王が植民地支配について公式に遺憾の意を示したのは初めてだと伝えています。

アメリカを発端とした人種差別への抗議活動がヨーロッパにも広がるなか、ベルギーでは各地にあるレオポルド二世の銅像の撤去を求める声が上がるなど、アフリカでの負の歴史と向き合うべきだという声が高まっていました。

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