新型コロナ 米の専門家「致死率低下に安心求めるのは誤り」 #nhk_news https://t.co/WevyS5EKg5
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年7月8日
ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、アメリカで6日に報告された新たな感染者の数はおよそ4万5000人と再び増えていて、地元メディアはテキサス州やアリゾナ州などでは入院患者が急増し、医療機関の受け入れ能力が限界に達しつつあると伝えています。
こうした中、トランプ大統領は今月4日の演説で、新型ウイルスについて「99%無害だ」と述べたほか、政権で感染対策に携わるデボラ・バークス医師も7日、「致死率は下がっている」と述べ、感染拡大当初よりも状況は改善していると強調しています。
こうした見方について、トランプ政権の対策チームの中心メンバーであるアンソニー・ファウチ博士は7日のビデオ会見で、「致死率の低下に安心を求めるのは誤っている」と反論しました。
ファウチ博士は「致死率が低下している理由は、感染者の年齢の中央値が、当初よりも15歳ほど下がったためと考えられる。しかし、若いからといって重症化しないわけではなく、深刻な状況に変わりはない」と述べたうえで、若い世代から感染がさらに広がる危険性を指摘し、警戒を緩めるべきではないと訴えました。
トランプ大統領は、アメリカのテレビ番組「フルコート・プレス」の取材に対して、「われわれは、よい状況だ。ファウチ氏には同意しない」と述べ、現在の感染状況を深刻と判断するファウチ氏とは異なる立場を強調しました。
さらに、「ファウチ氏はマスクを着用するなと言っていたのに今になって着用しろと言っている。中国からの入国禁止措置も行うべきではないと言っていた。私が自分の判断で禁止したが、そうしなければ状況はさらに悪化していた」と述べて、ファウチ氏を批判しました。
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— 田中宇 (@tanakanews_com) July 8, 2020