ロシア ハバロフスクの知事逮捕で数万人規模の抗議デモ #nhk_news https://t.co/rnkTxbqOyB
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年7月11日
ロシア極東ハバロフスクのフルガル知事は、2004年と2005年に起きた殺人事件などに関与した疑いで今月9日捜査当局に拘束され、その後、身柄を首都モスクワに移されて、正式に逮捕されました。
フルガル知事は、野党の極右政党に所属し、おととしには、プーチン政権与党の現職を破って知事に就任したことから、政権と距離を置く人物として知られています。
ハバロフスクでは10日、支援者や野党勢力の呼びかけで、知事の逮捕に抗議するデモが行われました。
デモは、新型コロナウイルスの感染防止のため禁止されていましたが、地元メディアによりますと、参加者は地方としては異例の3万人規模に膨れ上がり、モスクワとの経済格差に対する不満やプーチン大統領の退陣などを訴えていました。
参加した男性の1人は「私たちはモスクワの植民地ではない」と話していたほか、別の男性は「今のロシアは全くおかしい。全体主義的で抑圧された状況だ」と話していました。
ロシアでは今月、プーチン大統領の続投を可能にする憲法改正が行われたばかりですが、今回の大規模なデモは長期政権に対する地方の不満の高まりを伺わせるものとなりました。