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日田市では、3年前の九州北部豪雨で携帯電話がつながらなくなったり防災行政無線が聞こえづらくなったりしたことを踏まえ、ことしから新たに防災ラジオを導入し、今回、初めて運用しました。

この防災ラジオは、防災行政無線などで使われている電波よりも強く、地域をあらかじめ設定してピンポイントで情報が伝えることができます。

市は、玖珠川が氾濫する前の今月6日の夜から翌朝にかけて3回にわたって川沿いの天瀬町の住民に防災ラジオで避難を呼びかけていて、複数の住民がNHKの取材に対し、早めに避難するきっかけになったと話しています。

このうち中元千代香さん(78)は、7日午前5時半に市が出した避難指示を防災ラジオで聞き、夫と車で避難所へ向かったということです。

中元さんは「ラジオを聞いて避難を決めました。どんな行動を取ればいいか分かるので、絶対に必要だと思いました」と話していました。

天瀬町の川沿いの地区の近くにある2か所の避難所には、7日の午前11時の時点で地区の住民の2割以上に当たる56人が避難していたということで、日田市防災・危機管理課の梶原秀一課長は「防災ラジオがどのように利用されたのか今後検証してみたい」と話しています。

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