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元幕内の旭里で中川部屋の師匠の中川親方は、弟子に対して暴言を吐くなどのパワーハラスメントをした疑いがあるとして、日本相撲協会コンプライアンス委員会の聞き取り調査などを受けていました。

13日、開かれた相撲協会の臨時理事会では、コンプライアンス委員会の調査の結果、中川親方はことし2月から3月にかけて3人の弟子、それぞれに対し生活態度などに腹を立て、顔をこぶしで殴ったり腹を蹴ったりするなどの暴力を振るったことや、去年1月ごろからことし3月ごろにかけて3人の弟子に対して、「殺すぞ」などと暴言を吐いていたことなどが報告されました。

そして、コンプライアンス委員会は、暴力禁止を指導するべき師匠自身が暴力を振るった責任は重大だが、被害を受けた弟子たちが厳罰を望んでおらず「引退勧告」などの懲戒処分は重すぎるとして、中川親方を「委員」から「年寄」に2階級の「降格」の懲戒処分とする答申をしました。

理事会では答申のとおり中川親方を「降格」としたうえで、合わせて中川部屋を閉鎖することを決めました。

中川部屋に所属する9人の力士など合わせて13人の協会員のうち、力士1人は引退し、12人は8つの部屋に分散して移籍するということです。

また、中川親方は時津風部屋の部屋付きの親方になります。

八角理事長は「指導者の暴力は一番あってはならないことです。今後もこのようなことがないよう具体的な再発防止を講じます」とコメントしています。

大阪府出身で54歳の中川親方は、平成29年に当時の春日山親方の退職に伴い、春日山部屋の力士を引き取る形で中川部屋を再興し、師匠として弟子の指導にあたり相撲協会では審判などを務めていました。

川崎市幸区にある中川部屋では、部屋が閉鎖されることに伴い、13日午後から、力士たちが荷物を部屋から運び出しトラックに積み込む姿が見られました。

力士たちは荷物を積み込んだあと、車に乗り込んで部屋をあとにしました。

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