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ヨーロッパ中央銀行は16日、理事会を開いて金融政策を協議し、金融機関から資金を預かる際の金利は、現在のマイナス0.5%を維持するなど、主な金利の水準を据え置くとともに、各国の国債などを買い入れて大量の資金を供給する量的緩和策の規模を維持しました。

先月の会合でヨーロッパ中央銀行は、ウイルスの感染拡大を受けた緊急対策として、従来の量的緩和策とは別に、ことし3月に導入した資産の買い入れについて規模の大幅な拡大や期間の延長を決めており、これらの対策の効果を見極めたいとして今の金融政策を維持することになりました。

ユーロ圏では経済活動が本格的に再開しましたが、回復には時間がかかるとみられるうえ感染の再拡大への懸念も根強く、ヨーロッパ中央銀行は今回の会合で、景気の下支えのため今後も必要に応じてあらゆる政策手段をとっていくことを改めて確認しています。

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