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 一つは量子ゆらぎから相転移起こったときの

、解放されたエネルギーがインフレーション加速

膨張のエネルギーとなったこと。もう一つはビッ

クバン宇宙のガンマ線が現在『宇宙背景放射CM

B』として観測されたこと。

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熱い火の玉ビッグバンで始まった宇宙は徐々に冷えてきました。丁度水を冷やすと氷になるように、宇宙も「相転移」を何度も経て来ました。そして水が氷になると「対称性が自発的に破れる」のと同じように、ビッグバン以来宇宙は対称性の破れを幾度も繰り返しながら現在の姿に至ったと考えられています。この「自発的対称性の破れ」に伴って何が起きるのかを最初に指摘したのが南部陽一郎の理論で、2008年のノーベル賞に輝きました。

この自発的対称性の破れの考え方を素粒子に適用した南部陽一郎ノーベル賞を受賞した。南部はなにもないものと考えられている真空が相転移を自発的に起こし、ある対称性を失うことを想定した。その考え方をイギリスのヒッグスPeter Ware Higgs(1929― )は物質に質量を与えるヒッグス粒子(またはヒッグス場)に発展させた。

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