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東芝は、先月31日の株主総会で会社側が提案し、承認された取締役選任の議案について賛否の割合を4日、公表しました。

それによりますと、車谷社長の再任への賛成は57.96%にとどまり、取締役12人の中で最も低かったということです。

一方、“物言う株主”として知られる筆頭株主のファンド「エフィッシモ・キャピタル・マネジメント」が提案した、社外取締役を増やす議案は否決されましたが、3人の候補への賛成はおよそ37%からおよそ43%と、4割前後の水準に上りました。

経営の再建を進める東芝は、去年11月に子会社の架空取り引きが発覚し、グループの統治体制を強化するとしていますが、3割以上の議決権を握る“物言う株主”をはじめ、株主が厳しい目を向けていることを示す形となりました。

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