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大手金融グループ3社の、ことし4月から6月までの決算が出そろい、最終的な利益がいずれも大幅に減りました。新型コロナウイルスの影響で、企業に貸したお金が返ってこない「貸し倒れ」に備えた費用が膨らんだためです。

このうち、三菱UFJフィナンシャル・グループは、ことし4月から6月までの決算を4日発表し、グループ全体の最終的な利益が前の年の同じ時期に比べて52.9%減りました。

新型コロナウイルスの影響を受けた企業への融資は増えたものの、「貸し倒れ」に備えた費用を1450億円計上したことが響きました。

ほかの大手金融グループ2社も貸し倒れに備えた費用が最終利益を圧迫していて、三井住友フィナンシャルグループが60.1%の減益、みずほフィナンシャルグループが24.6%の減益でした。

景気の現状について各社は、6月までには底を脱して持ち直しつつあると見ていますが、先行きは不透明感が強いとして、融資先の経営状況などを注視していくとしています。

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