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「そのとおり。ぼくは特別な道を歩んできたとは思っていません。大人になったら自分のことは自分でしましょうという当たり前なことを実践してきただけなんです。ただし人間の成長の度合いとか速度というのは千差万別。ですから、自立して生きていくことの大切さに気づくタイミングも、人それぞれでいいのかなって思います」

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旅も人生も一緒、結局は1人で歩くものだ。「1人で生きていけることと、1人で旅ができることは、わりと近いこと。もちろん何人かで一緒に人生を過ごせればいいと思うんだけど、どこかで1人で生きられる力っていうのを持っていたほうがいいじゃない? 経済的にも、家事能力も含めて、男であってもね」。

「僕がささやかに、わりと自由でいられるのは、家事能力があるからです」。70代の沢木はこともなげに言った。「掃除、洗濯、料理、何でも自分でできる。僕は結婚してるから多くのものは妻がやってくれるけれど、自宅から離れた仕事場の維持管理や家事、それに毎日の昼ご飯は自分で作って食べるから、仮に何らかの形で1人で生きなきゃならなくても、全然平気、問題はないんです。

その力はやっぱり人間として自由になっていく、1つの重要な要素だと思っている。経済力と家事能力、1人で生きていける力量を持った2人がゆるやかにパートナーシップを組んで家庭を作っていくっていうの、まあ、理想的だと思うわけです。やっぱり1人で旅するように1人で生きる力量があれば、すごく生きていくのが楽になるよね」。

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