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アフガニスタンでは、ことし2月の反政府武装勢力タリバンとの和平合意以降も各地でテロなどが相次いでいて、治安の悪化に歯止めがかからない状態が続いています。

アフガニスタン内務省によりますと、首都カブールの中心部で9日午前、サレー第1副大統領を乗せた車両の列の近くで大きな爆発がありました。

この爆発で、近くにいた市民が巻き込まれ、これまでに少なくとも10人が死亡し、15人がけがをしました。

副大統領は顔や手に軽いけがをしましたが、命に別状はないということです。

副大統領は去年7月にも選挙事務所が武装グループに襲撃され、軽いけがをしました。

爆発を受けてガニ大統領は、副大統領を狙った卑劣な犯行だと非難したうえで、爆弾テロ事件として捜査を始めたことを明らかにしました。

これまでのところ犯行声明は出ていませんが、反政府武装勢力タリバンは声明を発表し、テロへの関与を否定しています。

アフガニスタンでは、ことし2月のアメリカとタリバンによる和平合意以降も、政府とタリバンの戦闘が各地で散発的に続いているほか、過激派組織IS=イスラミックステートなどによるテロや襲撃も相次いでいて、治安の悪化に歯止めがかからない状態が続いています。

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