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金融大手の三菱UFJフィナンシャル・グループは、24日開いた取締役会で、来年4月1日付けで傘下の三菱UFJ銀行の三毛兼承頭取をグループの会長に、後任の頭取に半沢淳一常務をそれぞれ昇格させる人事を決めました。

新しい頭取になる半沢氏は、埼玉県出身の55歳。

1988年に当時の三菱銀行に入行したあと、経営戦略を立案する企画畑を主に歩み、去年6月から取締役常務を務めています。

13人いる副頭取や専務を抜く異例の人事で、三菱UFJ銀行でははじめて常務から頭取に昇格します。

世代交代を進めて経営体制の若返りを図るねらいです。

記者会見で半沢氏は、「超低金利時代で収益環境が悪化する中、立ち止まらずに走り続けないと変化の時代に適応できない。だからこそ、私のような若手が選ばれた。デジタル化によって経営の効率化を進め、顧客との接点の拡大や取り引きの活性化に力を入れたい」と抱負を語りました。

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