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半導体の受託生産で世界最大手の台湾のTSMC茨城県つくば市に先端半導体の研究開発拠点を設立する方針であることが明らかになりました。

TSMCは9日の取締役会で、100%出資する子会社を日本に設立することを決めました。TSMCの関係者によりますと、先端半導体の素材に関する研究開発拠点を茨城県つくば市に年内につくる予定で、日本の企業などと共同で研究開発を進めるということです。

日本政府は今年度の第3次補正予算で先端半導体の製造技術の開発に向けた基金を900億円積み増していて、日台関係筋によりますと、TSMC側から要望があれば、この基金を活用して支援する可能性もあるということです。

TSMCは世界をリードする半導体の製造技術を持っていて、アメリカのトランプ前政権の強い要請に応じる形でアリゾナ州に新たな工場をつくり、2024年から量産を開始する計画です。

日台関係筋は、日本もTSMCの技術開発拠点を呼び込むことによって、半導体産業の基盤強化につなげることが期待できるとしています。

半導体業界に詳しい台湾の専門家は、日本は半導体の製造装置や素材に強みがあることから、TSMCが素材に関する研究開発で日本と組むことにはメリットがあると見ています。

ENEOSホールディングスは10日、20年4―12月期(国際会計基準)の連結営業利益が1337億円(前年同期比39.6%減)、純利益は670億円(同46.2%減)になったと発表した。新型コロナウイルス感染症の影響による需要減少や原油価格下落に伴う石油製品販売価格下落が影響している。また、チリのカセロネス銅鉱山については、10―12月期に694億円の減損損失を計上した。

カセロネス銅鉱山は、新型コロナの影響で人員を抑制したことなどから採掘が遅れている。今後の採掘計画の見直しが必要と判断し、資産価値を再評価した結果、減損損失を計上した。田中総一郎・常務執行役員は会見で「コロナの影響は21年度まで続くことを前提にしている」と述べた。

一方、同鉱山の全権益を取得することに関連し、1―3月期に約600億円の債務消滅益を計上する見込み。

21年3月期の連結営業利益予想は2000億円、純利益900億円で据え置いた。

IBESのコンセンサス予想では、アナリスト10人の通期営業利益予想の平均値は2079億円となっている。

トヨタ自動車は10日、去年12月までの9か月間の決算を発表し、グループ全体の売り上げは前の年の同じ時期と比べて15%減少して19兆5252億円、最終的な利益は14%減少して1兆4680億円でした。

新型コロナウイルスの影響で販売が一時落ち込み、前の年の実績を下回りました。

一方、今年度1年間の業績については、グループ全体の最終利益の見通しをこれまでの1兆4200億円から1兆9000億円に上方修正しました。

トヨタは、去年秋の中間決算の発表の際に最終利益の見通しを7000億円近く引き上げましたが、それに続く大幅な上方修正となります。

世界的に車の需要が回復する中、中国やアメリカ、日本などの主力市場で新型車を投入し販売を伸ばしたことや、生産現場で費用を削減するなど効率化の取り組みで効果をあげたことが主な要因だとしています。

また、今年度1年間のグループ全体の販売見通しもこれまでの942万台から973万台に増やし、新型コロナウイルスによる落ち込みからの回復が鮮明になっています。

トヨタ自動車の近健太執行役員は、オンラインの会見で「当たり前のことを当たり前にやったということだ。新型コロナウイルスの感染が広がった今期は新車の投入を当たり前のように始めるのも大変だったが、実際にできた。将来に向けた種まきをしっかりと継続し変革を加速させていきたい」と述べました。

方広寺大仏殿は奈良の東大寺の大仏殿をしのぐ巨大な建築物だったとされていますが、1602年に火災で焼失し、その後、秀吉の息子の秀頼によって再建されたものの、落雷で再び焼失しています。

京都市埋蔵文化財研究所京都市東山区の大仏殿跡の周辺で発掘調査を進めてきた結果、このほど大仏殿跡から100メートルほど南東に離れた京都国立博物館の敷地内で東西に並ぶ2つの礎石が新たに見つかったということです。

2つの礎石は、大仏殿を囲む南側の塀の柱を支える礎石と考えられ、石を割る際に用いられた手法の特徴などから秀吉時代のものとみられるということです。

また、これまでに別の場所で見つかっている石垣と合わせると、この塀は東西に少なくとも200メートル余りはあったと考えられるということです。

京都市埋蔵文化財研究所の小檜山一良調査研究技師は「秀頼が再建した大仏殿の遺構は多く見つかってきたが、秀吉時代の遺構が見つかるのは珍しく創建当時の寺院の姿を解き明かすためのきっかけとなる」と話しています。

スマホ用アプリ「Route!」はツーリングマップルをベースに、現在地表示・ルート記録などの機能を搭載。出版物に同梱のクーポンコードを入力するだけで、出版物と同じエリアの地図を持ち歩くことができる。アプリではGPS機能により地図上に現在位置を表示。走行ルートも記録できる。走行ルートは「旅の履歴」として自動保存。タイトルと途中で撮影した写真やコメントを付けることで、旅の記録を日記風に編集できる。

出版物には、当該エリアの地図が12か月間使えるクーポンコードを同梱しているが、月額600円で全エリアの地図が利用できるサブスクリプションサービスも提供する。今後は、新しい道路の開通情報、道の駅の開業情報、新車・新製品のニュースなど、旬のおすすめツーリング情報やキャンプにまつわる話等、ツーリングの時以外でも楽しめる内容を順次公開していく。

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