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ソビエトアゼルバイジャンアルメニアの係争地で戦闘が再び起きるのを防ぐため、両国の後ろ盾となってきたトルコとロシアが合同で運営する停戦監視センターが発足しました。

アゼルバイジャンアルメニアの係争地ナゴルノカラバフで去年起きた戦闘では、1か月半で5600人以上の犠牲者を出した末、11月、ロシアの仲介で停戦しました。

戦闘が再び起きるのを防ぐため、アゼルバイジャンを支持してきたトルコと、アルメニアと同盟関係にあるロシアが合同で停戦を監視することになり、そのための拠点となる停戦監視センターがナゴルノカラバフの周辺地域で30日発足し、式典が開かれました。

式典にはトルコの副国防相ロシアの国防次官が出席し、それぞれ、地域の平和と安定の実現を訴えました。

トルコとロシアはそれぞれ最大で60人の軍人を派遣し、ドローンなどを使って停戦監視活動に当たるということです。

ただ、停戦交渉を有利に進めたアゼルバイジャンに対して、不利な条件を受け入れたアルメニアの国民の間では、停戦そのものに対する不満が今もくすぶっており、両国が将来、再び衝突するのではないかという懸念も残されています。

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