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ベラルーシのルカシェンコ大統領は8日、ロシアの国営テレビなどのインタビューに答え、抗議デモの拡大について「国内のインターネットを遮断しても、隣国のポーランドから秘匿性の高いSNSなどを使って情報発信している」と述べ、インターネットを遮断して抑え込みを図っていることを明らかにしました。

また反政権派が、大統領の退陣を求めていることについては「非常に情けなく、悲劇と言ってもいいほどだが、私は降参しない」としたうえで「いつか神に召されるとしても、今はわれわれが築き上げた国と国民を守らなくてはならない」と述べ、この先も長く大統領職にとどまる意欲を示しました。

そのうえで、後ろ盾となっているロシアとの関係については「ロシアでもいずれ、何かしら政治的な事件が起きる。われわれとロシアの指導部は『もしベラルーシで政権が崩壊すれば次はロシアだ』という意見で一致している」と述べ、プーチン政権の積極的な関与を求めました。

またルカシェンコ大統領は、今後、数年以内に憲法を改正したあと、大統領選挙を行う可能性を「排除しない」とする一方、反政権派が要求する大統領選挙のやり直しは拒否する姿勢を示し、反政権派の反発が強まることが予想されます。

一方、反政権派のリーダーのひとりのチハノフスカヤ氏は9日、ポーランドの首都ワルシャワの大学で演説し「政権側は、女性にさえ治安部隊を差し向ける」と非難したうえで「歴史的には、旧ソビエトアルメニアや中東のチュニジアで、平和的な抵抗が政権交代につながった例がある」と述べ、抗議活動への支持を呼びかけました。

また、チハノフスカヤ氏と会談したポーランドのモラウィエツキ首相は「われわれはベラルーシの反政権派を経済的に支援する用意がある。ヨーロッパの窓は、ベラルーシの人々に向けて開かれている」と述べ、政治的な理由でベラルーシを出国しポーランドに向かう人々を積極的に受け入れる方針を示しました。

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