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ミャンマーアウン・サン・スー・チー国家顧問は今月1日の軍によるクーデターで拘束され、その後、警察は裁判所に提出した書面で無線機を違法に輸入し許可なく使っていた疑いで15日まで拘束するとしていました。

しかし期限の15日、スー・チー氏の弁護士のキン・マウン・ゾー氏が裁判官に面会したところ、拘束は17日まで続くと説明されたということです。

一方で弁護士によりますとその際、裁判官は一両日中にスー・チー氏に弁護士を求めるかどうかを聞く手続きをテレビ会議形式で行う見通しを明らかにしたということです。

弁護士は「スー・チー氏が弁護士をつけると言えば、立ち会いや接見の権利が発生する」としていて、手続きへの立ち会いや面会を求めて、拘束後、一切の連絡を絶たれているスー・チー氏の状況を確認したいとしています。

ミャンマーでは15日も全土で大規模なデモが続き、最大都市ヤンゴンでは、ミャンマー軍との関係も指摘される中国の大使館の前に大勢の市民が集まって、スー・チー氏の解放を求めました。

一方、軍の側はかつての民主化運動のリーダーらがデモを扇動しているなどとして逮捕状を取り、国営テレビでは欧米各国を非難する軍のミン・アウン・フライン司令官の発言とともに、秩序の回復のためとして治安体制を強化したと伝えられるなど軍の部隊の展開も示唆され、市民への圧力を強めています。

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