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アメリカのブリンケン国務長官は18日、ヨーロッパ3か国の外相とテレビ会議形式で会談し、イランによるウランの濃縮活動の強化などに懸念を示す一方、バイデン政権が検討する核合意への復帰をめぐり、イランと協議する用意があると表明しました。

これについてイランのザリーフ外相は19日、ツイッターアメリカはトランプによって再開されたすべての制裁を無条件に解除すべきだ」と投稿し、まずはアメリカがイランに対するすべての制裁を解除すべきだという立場を強調しました。

イラン政府はアメリカの制裁に対抗して、ウランの濃縮活動を強化するなどしていますが、ザリーフ外相は「制裁が解除されればわれわれの措置も速やかに撤回する」としています。

イラン政府は、一方的に核合意から離脱して制裁を再開させたアメリカが、まず政策を改めるべきだと主張し、核合意は長年の交渉の末に妥結したもので、アメリカなどが目指す弾道ミサイルの開発制限などをめぐる交渉には応じないとしており、双方の間で駆け引きが続いています。

BBCによりますと、UAEの副大統領と首相を兼任する、ドバイのムハンマド首長の娘、ラティファ王女が3年前「車を運転したり、旅行したりすることが許されていない」などと述べ、ボートで出国しようとして連れ戻され、そのあと拘束されたということです。

報道では、ラティファ王女と見られる女性が自分で隠し撮りしたという映像で「私は人質です。すべての窓は閉じられ、全く開けられない。自由になりたい」などと訴える様子も伝えています。

これを受けて、国連の人権高等弁務官事務所のスロッセル報道官は、19日の記者会見で「われわれは状況に懸念を抱いている。UAE政府に対し、ラティファ王女の現状に関するさらなる情報や説明を求め、優先事項として返事をするよう求めている」と述べ、情報開示を求めたことを明らかにしました。

一方、ロンドンにあるUAE大使館はBBCなどの取材に対し「ラティファ王女は自宅で療養していると、家族が確認している。報道は事実を反映していない」などとコメントし、拘束を否定しています。

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