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イギリスは、EU離脱に伴って去年末でEUの経済圏から完全に抜け、ことし1月から自由貿易協定に基づく新たな関係に入りました。

イギリスの統計局は12日、1月の貿易統計を発表し、去年12月に比べて最大の貿易相手のEUとの間で輸出額が40.7%、輸入額が28.8%、それぞれ減少し、いずれも統計を取り始めた1997年以降、最も大きな落ち込みになったことを明らかにしました。

これは、EUとの貿易で去年までなかった新たな通関手続きなどが必要となった影響から、輸出入を控える動きが広がったためと見られています。

このうち、水産業では、輸送に時間がかかり魚介類の鮮度が落ちることへの懸念から輸出を断念した業者もあり、食品などの輸出額は6割以上減少しました。

またイギリスでは、1月に新型コロナウイルスの感染拡大の影響で経済活動が厳しく制限されたこともあり、EUとの貿易がさらに落ち込んだと分析しています。

統計局では、輸出入の落ち込みは一時的だという見方を示していますが、イギリスに拠点を置きEU各国と取り引きを行う日本企業も多いだけに、今後EUとの貿易が早期に持ち直すかどうか注目されています。

#経済統計

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