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ドイツの去年10月から12月のGDP=国内総生産は、輸出が減少したことなどからゼロ成長となり、ヨーロッパ最大の経済大国の低迷が続いています。

ドイツの連邦統計局は14日、去年10月から12月までのGDPについて、前の期に比べた伸び率が輸出の減少などによって0%にとどまったと発表しました。

ドイツでは米中の貿易摩擦やイギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐる混乱によって製造業が打撃を受け、去年の4月から6月にはGDPの伸び率がマイナスに転落しました。その次の3か月はいったんプラスに回復しましたが、成長の軌道にはのらず、再び失速する結果となりました。

去年1年間を通じた伸び率0.6%にとどまり、2013年以来の低い水準となっています。

ドイツでは新型コロナウイルスの感染拡大による企業の生産などへの影響が懸念されているほか、ドイツを含むEUとイギリスとの自由貿易協定の交渉が難航すれば大きな混乱に陥るおそれがあり、ヨーロッパ最大の経済大国の先行きは不透明な状況が続いています。

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